ヤマノイモとは? わかりやすく解説

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やま‐の‐いも【山の芋/薯蕷】

読み方:やまのいも

ヤマノイモ科蔓性(つるせい)の多年草山野自生円柱形ナガイモより細く長さ1メートルにもなる。は先がとがり、基部心臓形で、対生する雌雄異株。夏、付け根に花をつけ、雄花穂は直立し雌花穂は垂れ下がる。実は3枚の翼をもつ。のわきにむかごができ、地面落ちて増える粘り強く、とろろや芋がゆにし、漢方では山薬(さんやく)・薯蕷(しょよ)といい滋養強壮とする。ヤマノイモ科単子葉植物熱帯から暖帯にかけ600種が分布し、ナガイモ・トコロなども含まれるじねんじょじねんじょうやまいも。《 秋》

山の芋/薯蕷の画像

自然生

読み方:ヤマノイモ(yamanoimo), ジネンジョウ(jinenjou)

ヤマノイモ科多年生つる植物園芸植物薬用植物


薯蕷

読み方:ヤマノイモ(yamanoimo), ヤマイモ(yamaimo), ヤマツイモ(yamatsuimo), ショヨ(shoyo)

ヤマノイモ科多年生つる植物園芸植物薬用植物


夜万乃伊毛


山乃以毛


山芋

読み方:ヤマノイモ(yamanoimo), ヤマイモ(yamaimo), ヤマツイモ(yamatsuimo)

ヤマノイモ科多年生つる植物園芸植物薬用植物

学名 Dioscorea japonica


山薯


自然生

読み方:ヤマノイモ(yamanoimo), ジネンジョウ(jinenjou)

ヤマノイモ科多年生つる植物園芸植物薬用植物

学名 Dioscorea japonica


薯蕷

読み方:ヤマノイモ(yamanoimo), ヤマイモ(yamaimo), ヤマツイモ(yamatsuimo)

ヤマノイモ科多年生つる植物園芸植物薬用植物

学名 Dioscorea japonica


ヤマノイモ ヤマノイモ科

ヤマノイモ
ヤマノイモ科
収穫時期 食べられる部位 清見町での呼び名
イモ・ムカゴ

ジネンジョ・ヤマイモ


ムカゴ
葉 葉 葉

採取法・注意とマナー

イモ掘った穴はそのままにしておくと危険です。必ず埋め戻しください

味わう

イモトロロ汁や、山かけ天ぷらなどに。
ムカゴ煮物ムカゴ飯にする。

薬効

多肉根を棒状整形乾燥したものが「山薬さんやく)」といい、滋養強壮強精止瀉薬に。
は「山薬さんやくとう)」といい、煎液を湿疹等に外用
ムカゴは「零余子れいよし)」といい、用途山菜準じる


DATA
山芋ではなくヤマノイモ、山に自生するジネンジョのこと。
山中雑木林ややぶ、荒れ地生えつる性多年草地中にある円柱形の根が主に食用となる。

山のいも

読み方:ヤマノイモ(yamanoimo

ナガイモ野生種いたるところ山野自生するつる性多年草

季節

分類 植物


山の芋

読み方:ヤマノイモ(yamanoimo

ながいも野生種山野自生する蔓性多年草

季節

分類 植物


ヤマノイモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 14:17 UTC 版)

ヤマノイモ(山の芋[2]・山芋[3]学名: Dioscorea japonica)は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草。または、この植物のとして発達した担根体のこと。地下に生じる芋は、ジネンジョウ自然生)、ジネンジョ自然薯)、ヤマイモ山芋)ともよばれ、食用になり、とろろは粘性が非常に高い。また、ヤマノイモ属の食用種の総称ヤム(yam)をヤマノイモ、ヤマイモと訳すことがある。


注釈

  1. ^ あえて薬味の青のりをふりかけなかった、とも描写されている。
  2. ^ 箱根の「はつはな」など。

出典

  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Dioscorea japonica Thunb. ヤマノイモ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年9月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 吉村衞 2007, p. 120.
  3. ^ a b c 高野昭人監修 世界文化社編 2006, p. 110.
  4. ^ a b c d e 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 124.
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m 貝津好孝 1995, p. 73.
  6. ^ a b c d e f g h 篠原準八 2008, p. 108.
  7. ^ 北海道南西部桧山地域に生育するヤマノイモの遺伝的特性
  8. ^ a b c d 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2012, p. 220.
  9. ^ a b c d e 近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著 2010, p. 214.
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 馬場篤 1996, p. 112.
  11. ^ a b c d e f g h i j 田中孝治 1995, p. 211.
  12. ^ 板木利隆『図解やさしい野菜づくり』家の光協会、1996年10月、257頁。ISBN 978-4259533946 
  13. ^ a b c d e f g h i 高野昭人監修 世界文化社編 2006, p. 111.
  14. ^ 文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  15. ^ 厚生労働省日本人の食事摂取基準(2015年版)
  16. ^ a b c d 田中孝治 1995, p. 212.
  17. ^ a b c d 篠原準八 2008, p. 109.
  18. ^ 団野源一「ヤマノイモを生で食することができる理由は生でんぷんの消化性によるものではない」『大阪青山大学紀要』第2巻、大阪青山大学『大阪青山大学紀要』編集委員会、2009年3月、29-31頁、CRID 1050564288823221632ISSN 18833543国立国会図書館書誌ID:10905743 
  19. ^ 徳力富吉郎東海道53次』保育社、1992年、37頁https://books.google.com/books?id=FLeXGx7AGLMC&pg=PA37 
  20. ^ a b c 清水茂雄「静岡市とその周辺の文学」『国文学年次別論文集 国文学一般平成10(1998)年』、42–43頁2000年https://books.google.com/books?id=oFAjAQAAMAAJ 
  21. ^ 岡本かの子『東海道五十三次』1939年
  22. ^ 見坊豪紀山かけ」『三省堂国語辞典』、1152頁1982年https://books.google.com/books?id=Hge5AAAAIAAJ 
  23. ^ a b 植原路郎『蕎麦談義』東京堂出版、1973年、61頁https://books.google.com/books?id=b6YCAAAAMAAJ 
  24. ^ マグロ祭りきょうから 都留」『読売新聞』2019年3月16日https://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20190315-OYTNT50101/ 
  25. ^ 自然薯の栽培を10年前に始め自然薯料理店「みや古」、玉城町に」『伊勢志摩経済新聞』2014年2月23日https://iseshima.keizai.biz/headline/1968/ 
  26. ^ 赤井達郎京の美術と芸能: 浄土から浮世へ』京都新聞出版センター、1985年、89頁https://books.google.com/books?id=f9BMAAAAMAAJ 
  27. ^ 谷口歌子「′85短歌セミナ--2-古典文学にみる食物--奈良・平安期を中心として」『短歌研究』第42巻、第2号、313頁、1990年https://books.google.com/books?id=nCtmAAAAIAAJ 
  28. ^ 『群書類従 厨事類記』国立公文書館デジタルアーカイブ
  29. ^ 林文子「『日葡辞書』が語る食の風景(1)」『東京女子大学紀要論集』第58巻第2号、東京女子大学、2008年3月、134頁、CRID 1050001337659479552ISSN 04934350 
  30. ^ 歴史民俗用語辞典「薯蕷麺イモメン(imomen)」 日外アソシエーツ 2015年09月19日閲覧
  31. ^ 第十八改正日本薬局方”. 厚生労働省. p. 生薬-166. 2021年4月5日閲覧。
  32. ^ 『作りおきおかずで朝ラクチン!基本のお弁当300選』180頁。
  33. ^ 自然毒のリスクプロファイル:高等植物:グロリオサ 厚生労働省
  34. ^ 主婦の友社編『野菜まるごと大図鑑』主婦の友社、2011年2月20日、204 - 205頁。ISBN 978-4-07-273608-1 
  35. ^ 吉村衞 2007, p. 121.
  36. ^ a b 近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著 2010, p. 215.
  37. ^ 鈴木晋一 『たべもの史話』 小学館ライブラリー、1999年、195 - 201頁



ヤマノイモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 17:58 UTC 版)

日本原産の食用栽培植物」の記事における「ヤマノイモ」の解説

ヤマノイモ(山芋)は、自然薯じねんじょ)ともいい、ヤマノイモ科ヤマノイモ属つる性多年草である。マレー半島原産地思われるサトイモ中国原産ナガイモとは異なり日本原産であり、学名Dioscorea japonicaという。すりおろしてとろろにして生食するのが一般的であるが、ナガイモよりはるかに粘性富み、むかごも食用可能である。かるかんなど和菓子素材となったり、生薬材料となることもある。

※この「ヤマノイモ」の解説は、「日本原産の食用栽培植物」の解説の一部です。
「ヤマノイモ」を含む「日本原産の食用栽培植物」の記事については、「日本原産の食用栽培植物」の概要を参照ください。

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