グロリオサとは? わかりやすく解説

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グロリオーサ【(ラテン)Gloriosa】

読み方:ぐろりおーさ

イヌサフラン科多年草球根から伸びた蔓性(つるせい)で、の先が巻きひげとなる。夏、赤色の6弁花が咲き細い花びらがそり返っている。花材として用いられる熱帯地方原産。グロリオサ。ゆりぐるま。

グロリオーサの画像

グロリオサ (狐百合)

Gloriosa superba

Gloriosa superba

Gloriosa superba

アフリカ南部原産です。蔓性あるいは株立ち性で、丘陵などの半日陰生え、高さは1~1.5メートルほどになります卵形対生し、先は巻きひげとなってます。夏に輝くような赤色黄色の花を咲かせます。別名で「きつねゆり(狐百合)」とか「ゆりぐるま(百合車)」と呼ばれます
ユリ科グロリオサ属多年草で、学名Gloriosa superba。英名は Flame lily, Glory lily
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グロリオサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/18 08:14 UTC 版)

グロリオサ
Gloriosa rothschildiana
分類APGIII
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : 単子葉類 Monocots
: ユリ目 Liliales
: イヌサフラン科 Colchicaceae
: グロリオサ属 Gloriosa
  • 本文参照

グロリオサは、熱帯アジア及びアフリカ原産のイヌサフラン科APG植物分類体系。旧分類ではユリ科)グロリオサ属の植物で、球茎を持つ落葉性多年生植物乾季のないモンスーン気候に適している。別名、ユリグルマキツネユリ[1]

日本では高知県などで観賞用の球根の商業栽培が行われている。

特徴

グロリオサは葉先が巻きひげになり、他の植物に巻きひげをからみつけることで高さ3メートルにも達することがある。花の色は、鮮やかな赤またはオレンジである。花びらははっきりと反っている。

毒性

グロリオサの球根ヤマノイモナガイモの担根体に似ているが、コルヒチンやグロリオシンというアルカロイド)が含まれているため、食べると危険である[1]

コルヒチンは、全草に含まれるが、特に球根に多く含まれる[2]

2007年10月21日静岡県に住む男性が観賞用に栽培していたものをヤマイモと間違えて食べたところ、同月23日に死亡した[3]。同様の死亡事故は2006年9月に高知県、2020年2月に鹿児島県[4]、2022年4月に宮崎県[5]で発生している。また広い地域で主食とされるヤムイモとも似ており、世界的に誤食や意図的な死亡事故が発生している[3][6]

海外での受容

グロリオサの一種、G.rothschildianaジンバブエ国花であり、かつてローデシアの国花でもあった。

2024年6月時点で、11種が認められる[7]

  • G. flavovirens
  • G. grandiflora -
  • G. lindeni -
  • G. littonioides -
  • G. revoilii -
  • G. rothschildiana - 栽培用に好まれる。ジンバブエの国花。
  • G. superba - 栽培用に好まれる

脚注

  1. ^ a b グロリオサによる食中毒の発生について”. 高知市. 2020年2月8日閲覧。
  2. ^ 稲葉, 大地、杉本, 龍史、安武, 祐貴、上村, 吉生、芳澤, 朋大、花澤, 朋樹、吉原, 秀明「グロリオサ誤食によるコルヒチン中毒の1例」2022年12月10日、doi:10.57388/jjct.35.4_319 
  3. ^ a b 自然毒のリスクプロファイル:高等植物:グロリオサ”. 厚生労働省. 2020年2月8日閲覧。
  4. ^ “有毒植物グロリオサで食中毒か 男性死亡”. MBCニュース (南日本放送). (2020年2月7日). https://www.mbc.co.jp/news/mbc_news.php?ibocd=2020020700040425 2020年2月8日閲覧。 
  5. ^ “グロリオサの球根で食中毒、60代男性死亡 ヤマイモに似る”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2022年4月14日). https://mainichi.jp/articles/20220414/k00/00m/040/174000c 2022年4月14日閲覧。 
  6. ^ Kameue, Takashi; Gando, Satoshi; Igarashi, Miyuki; Makise, Hiroshi; Matsubara, Izumi (1997). “急速に多臓器機能不全症候群に陥った重症コルヒチン中毒の1症例”. 日本集中治療医学会雑誌 4 (3): 215–219. doi:10.3918/jsicm.4.215. ISSN 1340-7988. http://www.jstage.jst.go.jp/article/jsicm1994/4/3/4_3_215/_article. 
  7. ^ Search for Gloriosa”. World Checklist of Selected Plant Families. Royal Botanic Gardens, Kew. 2018年10月2日閲覧。
  • en:Gloriosa (plant)(23:36, 18 Sep. 2007)の翻訳をベースとしている。ただし英語の別名、ハーブについての説明は省く。

外部リンク


グロリオサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 09:44 UTC 版)

僕と君の間に」の記事における「グロリオサ」の解説

バルドル一族の長女。33歳。母はベローニャ。反応値913。

※この「グロリオサ」の解説は、「僕と君の間に」の解説の一部です。
「グロリオサ」を含む「僕と君の間に」の記事については、「僕と君の間に」の概要を参照ください。

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