山羊伝染性胸膜肺炎
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山羊伝染性胸膜肺炎(やぎでんせんせいきょうまくはいえん、英:contagious caprine pleuropneumonia)とはMycoplasma capricolum subsp. capricolum感染を原因とする山羊の感染症。日本では家畜伝染病予防法において届出伝染病に指定されており、対象動物は山羊。症状は発熱、発咳、肺炎。悪化した場合は肺水腫や肺の硬変により死亡する[1]。清浄地へ侵入した場合、高い致死率を示す。治療にはテトラサイクリン系抗生物質、マクロライド系抗生物質、ニューキノロン系合成抗菌薬が有効。不活化ワクチンが存在するが、日本では認可されていない[2]。
脚注
- ^ “山羊伝染性胸膜肺炎 【届】”. 農研機構. 2024年11月3日閲覧。
- ^ “動物衛生研究部門:家畜の監視伝染病:山羊伝染性胸膜肺炎 | 農研機構”. www.naro.go.jp. 2025年6月8日閲覧。
関連項目
参考文献
- 清水悠紀臣ほか 『動物の感染症』 近代出版 2002年 ISBN 4874020747
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