山羊の歌とは? わかりやすく解説

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やぎのうた【山羊の歌】

読み方:やぎのうた

中原中也の第1詩集同人誌白痴群」に掲載され作品中心に44篇を収録昭和7年(1932)年に編集完了曲折経て昭和9年(1934)に文圃堂から限定200部で刊行装丁高村光太郎


山羊の歌

読み方:ヤギノウタ(yaginouta)

作者 久保田正文

初出 昭和33年

ジャンル 小説


山羊の歌

読み方:ヤギノウタ(yaginouta)

作者 中原中也

初出 昭和9年

ジャンル 詩集


山羊の歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 02:04 UTC 版)

山羊の歌』(やぎのうた)は、1934年昭和9年)に刊行された中原中也による日本詩集。中也の生前に唯一刊行された詩集だった[1]。刊行元は文圃堂。装丁は高村光太郎が手掛けた[2]

出版まで

1932年(昭和7年)4月、中原中也は詩集の編集を始めた[3]。6月、予約募集の宣伝を出したが、協力してくれたのはわずか10名程度だった[3]。少なかったので7月に二次募集をしたが、結果は変わらなかった[要出典]。9月、母からもらった300円(当時の価格)で印刷にかかるが、資金が続かなかった[3]。10月に印刷を完了し[2]中也は印刷し終えた本文と型紙を安原喜弘に預ける。[要出典]

翌年4月、芝書店に持ち込むが断られる。9月頃、江川書房から刊行する予定だったが実現しなかった。11月に文圃堂で出版が決定する。[要出典]

1934年12月に刊行された[3]。刊行部数は限定200部だった[1]

収録作品について

収録作品は大きく「初期詩篇」「少年時」「みちこ」「秋」「羊の歌」の5つに分けられている[2]

収録作品は、「羊の歌」の3篇および他の章に含まれる4篇を除き、1929年から1930年にかけて同人誌『白痴群』などに発表した作品である[2]

評価

刊行当時、河上徹太郎をはじめ、小林秀雄草野心平日夏耿之介から好意的な評価を得た[2]

著名な収録作品

  • サーカス
  • 汚れつちまつた悲しみに……
  • 悲しき歌

脚注

  1. ^ a b 開催中■テーマ展示「詩集『山羊の歌』」 - 中原中也記念館(2023年2月8日)2023年5月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e 岡崎和夫. "山羊の歌". 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2023年5月25日閲覧
  3. ^ a b c d 中原中也について - 中原中也記念館



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