馬インフルエンザとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 病気・健康 > 病気・けが > 病気 > 動物の感染症 > 馬インフルエンザの意味・解説 

うま(馬)インフルエンザ

馬の急性伝染病であり、ウィルスによって発熱呼吸器障害をきたす。伝染空気感染の形をとり、伝染力極めて強く日本では昭和4647年流行し競馬の開催中止となった潜伏期間は3~7日で、3940発熱水様鼻汁激しい咳が特徴である。現在、乗馬を含む軽種馬予防接種義務づけられており、中央競馬では、予防接種実施していない馬の施設内入厩は拒否し防疫努めている。


馬インフルエンザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/12 15:47 UTC 版)

馬インフルエンザ(うまインフルエンザ、Equine influenza)は、国際獣疫事務局OIE)のリストBに指定されている伝染性疾病である。ウマインフルエンザとも表記される。この疾病を表す別の呼称として馬流行性感冒、略して馬流感とも言う。


  1. ^ ロバなどのウマ類も含む。
  2. ^ ウイルス名の表記は、ウイルスの命名法にしたがって、(1)血清型/(2)宿主名/(3)分離地/(4)分離番号/(5)分離年/(6)血清亜型(Hは赤血球凝集素抗原亜型、Nはノイラミダーゼ抗原亜型を意味する。Hは16種類Nは9種類ある)のようになされる。たとえば、「A/equine/Prague/1/56(H7N7)」は「1956年に、プラハで分離された(分離番号1番の)馬を宿主とするA型のインフルエンザウイルスで、赤血球凝集素抗原亜型が7、ノイラミダーゼ抗原亜型が7のウイルス」という意味になる。インフルエンザウイルス#亜型と株も参照。
  3. ^ H3N3型のサブタイプについては [1]、H3N8型のサブタイプについては [2] を参照。
  4. ^ 出典「Matsumura Tomio, [e-mai] Information on Japanese Equine Influenza Strain, The International Movement of Horses Committee,2007.9.11.」。なお、Matsumura Tomio(松村富夫)は日本中央競馬会競走馬総合研究所栃木支所(Epizootic Research Station, Equine Research Institute, Japan Racing Association.)に所属する研究者の一人である。
  5. ^ 2007年9月19日付のOIEへの報告より。[3]
  6. ^ a b 東京スポーツ・2007年8月19日付 19面
  7. ^ ふくやまけいば アラブ特別レジェンド賞 コラム わたしの名勝負”. 2012年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月19日閲覧。
  8. ^ JRA競走馬総合研究所は「馬の科学」という馬に関する学術情報誌(非売品。日本ウマ科学会の機関誌で、同会会員などに配付されている)を年6回発行しているが、この前日にあたる2007年8月15日付で発行された「馬の科学」Vol.44 No.4には「研究成果とその活用(2)9.馬インフルエンザの流行とその防疫対策」という非常にタイムリーな記事が掲載されていた。
  9. ^ ただし、一部は旭川競馬場に向けて出発あるいは既に到着していた馬がおり、急遽そこから引き返す事になった。
  10. ^ 中央競馬において全競馬場の土日の開催が全て中止される事態は、1989年1月の昭和天皇崩御に伴い1989年第1回中山競馬の2日目及び3日目、第1回京都競馬2日目及び3日目が中止となって以来18年ぶりのことであった。
  11. ^ 馬インフルエンザによる開催中止は1972年以来、実に35年ぶりのことである。
  12. ^ a b ホッカイドウ競馬の公式リリース [4] によれば、陽性馬はJRAから転籍してきた馬であった。
  13. ^ 大井競馬場の1頭は同様の症状を見せていたが、検査の結果、馬インフルエンザウイルスは陰性であった。その為、8月20日からの第5回船橋競馬より当面の間、南関東地区所属馬のみの交流によるレースで日程は変更なく開催される事となった。この馬はJRA栗東トレーニングセンターの厩舍より9日付で大井競馬の厩舍に転籍してきたばかりの馬であった。
  14. ^ 馬インフルエンザ騒動の為に大井競馬は通常置いてある量の馬インフルエンザ簡易判定キットを使い切ってしまったが、この日、JRAがこのキットを大量購入したことで、大井競馬場がキットを新たに調達できなくなり、公正確保などの観点から未判定の状態ではレースの開催ができないとして開催を中止したものであった [5]
  15. ^ この日はイナリワン里帰りのイベントが開催(馬とのふれあいイベントは一部を除いて中止→出典1)されることになっていたが、この影響を受けてイナリワン里帰りを含む全ての馬事イベントが中止(→出典2)になった
  16. ^ 金沢競馬の公式リリース [6] によれば、陽性馬3頭の内の1頭は、8月以降にJRAより転籍してきた馬であった。
  17. ^ http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200708/ke2007082203.html
  18. ^ http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200710/ke2007101308.html
  19. ^ 日本馬術連盟の2007年9月6日付ニュース
  20. ^ 時事通信社10月5日付
  21. ^ 時事通信社10月7日付
  22. ^ 時事通信社10月8日付
  23. ^ 時事通信社10月9日付
  24. ^ これに使用される警視庁騎馬隊の乗馬は、普段はJRA馬事公苑内の厩舍で生活しているため、JRAの馬と同様の移動制限措置が取られた。
  25. ^ これによりメイショウサムソンは17日、関係者の会議により凱旋門賞出走のための出国を断念したが、一転、19日スポーツニッポンでは18日に関係者が出走の意志を表明したと報道されたものの [7]、最終的には出走断念を調教師がマスコミに対して言明した。
  26. ^ CNN 日本時間2007年8月27日付



馬インフルエンザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:58 UTC 版)

インフルエンザ」の記事における「馬インフルエンザ」の解説

詳細は「馬インフルエンザ」を参照 馬に感染する呼吸器感染症発見される競馬の開催不可能になることが多い。日本国内での馬インフルエンザは1971年12月発見され関東地区中心に流行それ以来競走馬へのワクチン接種徹底されている。馬から人への感染はしない

※この「馬インフルエンザ」の解説は、「インフルエンザ」の解説の一部です。
「馬インフルエンザ」を含む「インフルエンザ」の記事については、「インフルエンザ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「馬インフルエンザ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



馬インフルエンザと同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「馬インフルエンザ」の関連用語

馬インフルエンザのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



馬インフルエンザのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JRAJRA
Copyright 2024 Japan Racing Association.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの馬インフルエンザ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのインフルエンザ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS