馬への使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 06:59 UTC 版)
馬の鎮痛剤としてよく使われる。筋肉内または静脈内注射で投与され、約15分で鎮痛効果が現れ4時間持続する。また、処置中に馬を扱いやすくするため、よくキシラジンやデトミジンなどの鎮静剤と組み合わせて使用される。 馬に特有の副作用としては、鎮静、中枢神経の興奮(頭を押しつける、振り立てるなどの仕草)がある。過剰摂取により、痙攣、転倒、唾液分泌、便秘、筋肉の痙攣などが起こり得る。過剰摂取時はナロキソンなどの麻薬拮抗薬を投与する事がある。他の麻薬、鎮静剤、抑うつ剤、抗ヒスタミン剤との併用時は相加効果に注意が必要である。 胎盤を通過する可能性があり、雌馬の乳汁中にも移行する。 また、国際馬術連盟を含む殆どの馬術団体では、競技会での使用が禁止されており、クラスAの薬物とされている。
※この「馬への使用」の解説は、「ブトルファノール」の解説の一部です。
「馬への使用」を含む「ブトルファノール」の記事については、「ブトルファノール」の概要を参照ください。
- 馬への使用のページへのリンク