馬の隣に描かれた素描
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 22:28 UTC 版)
「レダと白鳥 (レオナルド)」の記事における「馬の隣に描かれた素描」の解説
紙に黒チョーク、ペン・インクで描かれている。ロイヤル・コレクション(ウィンザー城の王立図書館)に所蔵されている。馬の素描の横に、2点のひざまずいた女性の素描が枠付きで描かれているが、サイズは非常に小さく、かなり初期の構想を示していると思われる。白鳥がいないためレダではない可能性はあるが、大きな素描では卵らしきものが描かれており、レダを表していると考えられる。このことはレオナルド・ダ・ヴィンチが最初にレダと子供たちのみで構想していたことを推測させる。実際に弟子のジャンピエトリーノの『レダと子供たち』では白鳥は描かれていない。なお、馬のデッサンは『アンギアーリの戦い』のためと思われ、レオナルド・ダ・ヴィンチが『アンギアーリの戦い』の発注を受けたのは1503年頃であることから、このスケッチも同じ頃のものと考えられている。
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