フェイク‐ニュース【fake news】
フェイクニュース
【英】fake news
フェイクニュースとは、事実ではない、虚偽・デタラメな内容の情報・報道の総称である。読み手が真に受けて(事実として受け取り)、ソーシャルメディアなどを通じて広く拡散され、時には世論を動かしたり社会的な混乱を招いたりすることもある。
フェイクニュースの出所はさまざまである。噂に誤解が混ざったり尾ひれはひれが付いたりして虚偽の情報となるものもあれば、プロパガンダやヘイト目的で発信されるもの、愉快犯的なデマの場合もある。単なるジョークとして作成されるものが図らずも事実であるかのように広がってゆくという場合もある。
フェイクニュースはソーシャルメディア全盛の時代にあって世論を大きく左右する要素となりつつある。2016年のイギリスのEU離脱問題や、同年のアメリカ大統領選挙では、フェイクニュースと呼ぶべき真偽不明な(あるいは全く虚偽の)情報が多く飛び交い、有権者の意思決定に少なからぬ影響を及ぼしたとされる。大統領選挙に勝利したドナルド・トランプは勝利後の記者会見でCNNの質問を拒否し、「You are fake news」と言い放ったことも話題となった。
虚偽報道
(フェイクニュース から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 09:54 UTC 版)
虚偽報道(きょぎほうどう)とは、マスメディアやソーシャルメディア等において事実と異なる情報を報道すること、またはそのような報道そのものを指し示す。
- ^ 誤報・虚報
- ^ ミドルトン, ジョン (1996年12月25日). “虚報被害者救済法の日本法的アプローチとコモンロー的アプローチ”. 一橋大学. 2014年9月18日閲覧。
- ^ Did Social Media Ruin Election 2016? - ナショナル・パブリック・ラジオ
- ^ As fake news takes over Facebook feeds, many are taking satire as fact - The Guardian
- ^ Who’s to blame for fake news and what can be done about it? - USC News(南カリフォルニア大学)
- ^ 米大統領選:ファクト・チェック 報道で話題、権力監視に有効か - 毎日新聞
- ^ フェイクニュースは戦争を起こす?! - ニューズウィーク日本版
- ^ Pizzagate: What to Know About the Conspiracy Theory - Time.com
- ^ あすへのとびら 「ポスト真実」の時代 メディアへの重い問い - 信濃毎日新聞
- ^ 「フェイクニュース問題」を巡りFacebookとファクトチェック機関が団結 - Wired
- ^ トランプ政権の「事実」と「代替的事実」 - WSJ
- ^ 事件の原因となった記事の筆者「八戸順叔」の読み方は不明である。詳しくは八戸事件参照
- ^ * 姜範錫『征韓論政変 明治六年の権力闘争』(1990年、サイマル出版会、ISBN 978-4377108606)259頁。
- ^ 本田靖春「不当逮捕」、講談社、1983年
- ^ 北朝鮮帰国事業 全マスコミが「北朝鮮は天国」と騙されたNEWSポストセブン
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- ^ 中村真理子「森首相、クリントン大統領に「フー・アー・ユー」失言の真偽」『週刊朝日』2000年8月11日
- ^ 「ブッシュ再選と今後の日米関係」『第141回琉球フォーラム』琉球新報社 2004年8月11日
この講演にて高畑は創作である旨を認めた。 - ^ 「マスコミとの387日戦争」『新潮45』2001年6月
- ^ 居座り朝日・木村社長の素顔 編集局長時代に虚偽報道で更迭…zakzak
- ^ 7月23日産経新聞の自衛隊訓練の記事について 東京都中央区
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- ^ 見出しの原文は"Russian Multi-Jet Bomber Lands at Haneda Airport"。ちなみにこの記事には"SHIGATSU UMASHIKA"(=四月馬鹿)の署名があった。
- ^ 「行き過ぎた?『四月馬鹿(エイプリル・フール)』“ソ連爆撃機、羽田へ” 日本タイムズ報道 内外読者を驚かす」『朝日新聞』1955年4月1日付東京夕刊、3面。笑えないエープリルフール、ことばマガジン(朝日新聞デジタル)、2014年4月1日。
- ^ 池上彰「第4章 ビジネス文書を書く 38.(5) 「緩やかな演繹法」」『「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える! 伝える力』PHP研究所、2007年4月18日。ISBN 978-4-569-69081-0。
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