アファーマティブ・アクションとは? わかりやすく解説

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アファーマティブ‐アクション【affirmative action】

読み方:あふぁーまてぃぶあくしょん

米国積極差別解消策黒人少数民族社会的弱者への差別実質的に解消するために、大学への優先入学企業対す一定数以上の雇用義務づけを行う。


アファーマティブ・アクション(あふぁーまてぃぶ・あくしょん)(affirmative action)


アファーマティブ・アクション


アファーマティブ・アクション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/21 14:35 UTC 版)

アファーマティブ・アクション積極的格差是正措置肯定的措置)とは、民族人種性別などによる差別に苦しむ社会的弱者の不利な現状を、歴史的経緯や社会環境を鑑みた上で是正するための積極的な改善措置を表す。1960年代より主に欧米において行われてきたが、他の地域における施策も同様に呼称する。この語は1961年にジョン・F・ケネディ米大統領が大統領令において初めて使用した[1]


注釈

  1. ^ ただし、その実際的運用や効果測定の場面においては賛否両論がある。
  2. ^ ただし、ヒスパニック系でも白人は対象から除外されている。
  3. ^ 1969年7月10日施行1978年11月13日法律第102号で改正、1982年3月31日発効。1982年3月31日から1986年3月31日まで有効の法律第16号地域改善対策特別措置法、地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律1987年3月31日法律第22号に引き継がれた。
  4. ^ 50人以上雇用している社・団体について1.8または2パーセント。
  5. ^ 2020年大統領選にともない行われた住民投票で、この改正を撤回する改正案Proposition 16英語版が提案されたが、否決された[22]
  6. ^ 特にアメリカにおいての記述では、「積極的是正措置が黒人を貧困からすくい上げたといえるのだろうか。積極的是正措置の導入以前に黒人の貧困は半減されたのに導入以後はほとんど変わっていない」「積極的是正措置がないと黒人は大学や短大に入学できないといえるのだろうか。積極的是正措置がカリフォルニアで廃止された後、カリフォルニア大学の黒人の生徒の数は増加した」「積極的是正措置が無ければ競争率の低い学校に入学し、優良な成績で卒業できたのにマイノリティの生徒は人種優遇制度のために学力に不相応な学校に送られ、他の同学校の生徒と比べて落ちこぼれる、あるいは落第する憂き目に遭う可能性が高い」「一流の大学が二流の大学向けの学力しかない黒人の学生を吸い上げればそのぶん二流の大学は三流の大学向けの学力しかない黒人の学生を入学させなければならない。このプロセスは最高学府から最低学府まで続き、すべての学府のレベルで黒人の生徒の学力と学府教育レベルの不適応が起こる」等とした。
  7. ^ 例:インドの下の中のカーストが下の下のカーストと同じ優遇措置を勝ち取ろうとする。これが与えられた場合次の一ランク上のカーストが同じ特権を要求する

出典

  1. ^ Wayback Machine”. web.archive.org (2020年10月27日). 2022年8月28日閲覧。
  2. ^ Wayback Machine”. web.archive.org (2016年3月4日). 2022年8月28日閲覧。
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  7. ^ 厚生労働省「ポジティブ・アクション(女性社員の活躍推進)に取り組まれる企業の方へ」
  8. ^ 厚生労働省委託事業 女性の活躍を推進します「ポジティブ・アクション」
  9. ^ 厚生労働省 女性の活躍推進協議会 ポジティブ・アクションのための提言平成14年4月19日
  10. ^ 正義を問い直す(学術俯瞰講義)第8回障碍と差別、積極的差別是正措置』、浦山聖子、東京大学公開講座動画の40分頃から質疑応答の中で、日本の積極的差別是正措置の一例として例示
  11. ^ 男女共同参画局「政策・方針決定過程への女性の参画の拡大(「2020年30%」の目標について)」
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  14. ^ 四国学院大「被差別少数者」推薦枠で論議
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