最低賃金(さいていちんぎん)
不当な労働条件を排除し、人として最低限度の生活を営む上で必要となる労働収入について、最低賃金法が定められている。地域別や産業別に、最低賃金額が決まっている。
会社など使用者は、労働者に対し、最低賃金以上の賃金を支払うことが義務付けられている。この義務に違反すると、使用者は罰金1万円を科せられる。
第一に、すべての労働者に適用される地域別最低賃金がある。例えば、東京や大阪などの大都市では、日給にして5560円、時給にして 703円と比較的高めに設定されている。一方、地域によっては、日給にして4795円、時給にして 600円というところもある。物価など地域の特性に応じた最低賃金が設定されている。
また、地域別の最低賃金だけでなく、特定の労働者に適用される産業別最低賃金もある。こちらは、地域別最低賃金を上回るように設定されている。
最低賃金額の改定は、地方最低賃金審議会で審議され、答申を受けた地方労働局長が決定する。最近は、毎年秋に最低賃金の改定が行われている。
(2000.11.21更新)
最低賃金(さいていちんぎん)
最低賃金
最低賃金
最低賃金
最低賃金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/12 08:24 UTC 版)
最低賃金(さいていちんぎん、英: Minimum wage)とは、労働市場のセーフティー・ネットとして、最低限支払わなければならない賃金の下限額を定め、使用者に強制する制度のこと[2][3]。労働基本権に基づくもので、ナショナル・ミニマムのひとつ。 最低賃金の算定にあたっては、賃金は労働者とその家族の生活を保障する水準であるべきだという生活賃金 (living wage)が基準となる[4]。最賃(さいちん)とも略される[* 1]。
- 1 最低賃金とは
- 2 最低賃金の概要
最低賃金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 15:29 UTC 版)
「ポール・クルーグマン」の記事における「最低賃金」の解説
2013年の段階で、米国大統領バラック・オバマによる最低賃金を時給9ドルに引き上げる政策を歓迎している。低所得者のインフレを加味した実質給与水準が上昇し、とりわけ勤労労働者の待遇が改善されるためであるとしている。また最低賃金の上昇で、勤労所得税額控除の使用者への利益が低所得者へより多く配分されるようになるとしている。
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「最低賃金」の例文・使い方・用例・文例
- 最低賃金
- 彼の最低賃金の引き上げ案は受け入れられましたか
- いまや大統領は最低賃金を上げるという公約を果たさなければならない
- 最低賃金制は、低賃金を解消して賃金水準を全体的に引き上げることを狙っている。
- 最低賃金の種類が10以上の国がある一方で、日本はわずか2種類だけである。
- 日本には地域別最低賃金と産業別最低賃金という2種類の最低賃金がある。
- 2012年の調査によれば、地域別最低賃金が最も低かったのは高知県だった。
- 当社では年齢別最低賃金は設けていません。
- 労働協約の拡張適用による地域的最低賃金は、最低賃金法の改正により廃止された。
- 最低賃金はこのところほとんど変わっていません。
- 最低賃金の底上げを要求して労働組合はストライキに突入した.
- 政府は最低賃金を設定した
- 最低賃金法によって保障された最低額の賃金
最低賃金と同じ種類の言葉
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