職務経歴書
転職希望者(求職者)が採用担当者に対して提出する応募書類の1つ。 企業の採用担当者は採用選考時の判断材料として用いる他、 採用後も人事書類として社内で大切に保管されるようになっています。
職務経歴書の場合、履歴書のように明確な書式の仕様は決まっていません。 そのためWordなどを利用して、相手が読みやすい形で、自ら作成することとなります。
転職希望者にとって職務経歴書を作成するということは、 不慣れな面もあり、意外と手間がかかるケースが多い。
最近では人材紹介会社のキャリアコンサルタントが 無料で職務経歴書の作成を指導してくれるサービスもあります。
職務経歴書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/30 06:08 UTC 版)
職務経歴書(しょくむけいれきしょ)は、当人が過去に従事した職務・職業上の地位、および当該職務の具体的内容を、当人の職歴として時系列的(編年体)またはキャリア(経験)、プロジェクトタイプなどをベースに記載した書面のことで、第三者に提示するために使用され、時として履歴書とともに(履歴書の補完的に)使用される。
概要
通常の履歴書では学歴・職歴を順番に記載する欄が設けられているが、それだけでは十分なスペースが取れないため、履歴書で記載できない具体的なキャリアを補完するとともに、やる気をアピールするためのものとして用いられる。これまで行ってきた仕事の内容だけでなく、その成果も盛り込み、自己アピールにつなげる[1]。
レイアウトは履歴書のように特に決まっておらず自由とされているが、大抵はパソコンのワープロソフトを用いて作成し、用紙に印刷して提出する場合が多いが、手書きでもよい。パソコンで作成したならば書類を作成できる程度のスキルがあることの宣伝につながるとされる(手書きの履歴書と異なり、パソコンで作成するよう指示する場合が多い)。
ベースとなるレイアウトタイプは主に、時系列タイプ・キャリアタイプ・プロジェクトタイプの3タイプに分類される。それぞれ特徴があり、どれをアピールしたいかによって適切に選ぶ必要がある。またタイプを適時に合わせるたり、ベースに用いるレイアウト(テンプレート)を指示する企業もある。
レイアウトタイプ
- 時系列タイプ
- 一般的なタイプで、年代別に経歴を書き記す。幅広い職種に適しており、経験が浅い場合にも利用できる。
- キャリアタイプ
- 経験したキャリアごとに詳細に書き記す。主に業種・職種の経験をアピールするために使用する。
- プロジェクトタイプ
- 主にプログラマやシステムエンジニアなどのエンジニア向けのタイプで、プロジェクト単位で書き記す。プロジェクトにおいての役割と成果がポイントとなる。
脚注
関連項目
- ポートフォリオ - 求職者が自作もしくは積極的に関与して制作した生産物(「大学・短大・専修学校・高専などでの研究資料」や「趣味を通じてプライベートな時間に制作した生産物」もしくは「(副業やアルバイト・パートも含め)過去に従事した職業で制作した生産物」)について、就職活動先の企業に対しアピール性のある物。予め企業側から提示を求められるケースの他、求職者側が提示を提案して了承されるケースも存在する。直接、就職活動先の企業の業務内容とは関連の無い生産物であっても、「製造技術そのもの」や「製造過程を通じて得られた知見・知識」を認められて競合求職者より優位に立てられる場合が多い。
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