四国学院大学の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:14 UTC 版)
「アファーマティブ・アクション」の記事における「四国学院大学の例」の解説
香川県善通寺市の四国学院大学では、入試に同和地区出身者や沖縄県出身者、在日韓国・朝鮮人、アイヌ、奄美群島出身者、障碍者の特別推薦枠を設けている。この制度は畑中敏之や奥山峰夫から批判を受けているが。同様の制度は明治学院大学にもあった。 四国学院大学の被差別少数者枠について、沖縄人権協会事務局長で弁護士の永吉盛元は「あきれる。沖縄県民や朝鮮人も含め、誰もが教育を等しく受ける権利は、憲法で保障されている。大学側には『救済』の意図があるかもしれないが、その考えこそ差別的だ」と批判している。一方、沖縄キリスト教短期大学元学長の平良修は「歴史をきちんと見つめ、まじめな姿勢で取り組んでいると思う。」と高評価している。また早稲田大学大学院教育学研究科教授である前田耕司は、オーストラリアにおける先住民族アボリジニに対する教育支援システムの充実との比較からも、四国学院大学の例や札幌大学のアイヌに対する給付金制度といった学校法人個別の支援だけでなく、国家レベルの高等教育支援の必要性を主張している。
※この「四国学院大学の例」の解説は、「アファーマティブ・アクション」の解説の一部です。
「四国学院大学の例」を含む「アファーマティブ・アクション」の記事については、「アファーマティブ・アクション」の概要を参照ください。
- 四国学院大学の例のページへのリンク