かんせんしょうりゅうこうたいさく‐イノベーションれんごう〔カンセンシヤウリウカウタイサク‐レンガフ〕【感染症流行対策イノベーション連合】
感染症流行対策イノベーション連合
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感染症流行対策イノベーション連合(かんせんしょうりゅうこうたいさくイノベーションれんごう、英語: Coalition for Epidemic Preparedness Innovations、略称: CEPI)は、世界連携でワクチン開発を促進するため、2017年1月ダボス会議において発足した官民連携パートナーシップ。
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- ^ “IFFIm issues NOK600 million Vaccine Bonds”. International Finance Facility for Immunisation (2019年7月18日). 2020年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月8日閲覧。
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- ^ “Annual Progress Report” (PDF). CEPI (2020年3月31日). 2021年1月4日閲覧。
- 1 感染症流行対策イノベーション連合とは
- 2 感染症流行対策イノベーション連合の概要
- 3 出典
感染症流行対策イノベーション連合 (CEPI)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 03:42 UTC 版)
「COVID-19ワクチン」の記事における「感染症流行対策イノベーション連合 (CEPI)」の解説
感染症流行対策イノベーション連合はノルウェー政府、インド政府、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、および公益信託団体ウェルカム・トラストの出資によって2017年に世界経済フォーラム(ダボス会議)にて発足した、公的機関、民間機関、慈善団体および市民団体の間でのグローバルな協働体である。日本の厚生労働省も創設に関わり2017年より拠出を行ってきた。 2020年1月23日、CEPIは以下3研究チームがワクチン開発に向けた作業を開始し、少なくとも1種類のワクチンの臨床試験を6月までに開始すると発表した。また、夏にも人へ臨床試験を行い、ワクチン承認は早ければ年内になるとも述べた。 米医薬品・ワクチン開発のモデルナ (Moderna, Inc.)(英語) (MRNA.O) とアメリカ国立アレルギー・感染症研究所 (NIAID) の連携 製薬会社 イノビオ・ファーマシューティカルズ (Inovio Pharmaceuticals, Inc.) (INO.O) 豪クイーンズランド大学のチーム この他、米Vir Biotechnology社もワクチン開発計画に加わり、SARSやMERSの生存者から同定されたモノクローナル抗体(mAbs)が本ウイルスに有効かどうか調べる。 イノビオはMERSの最も先進的なワクチン候補 INO-4700をもっており、ウイルスのDNA塩基配列が公表されて3時間以内にウイルスをデザインできた。CEPIから最大900万ドル(約9億8000万円)の助成金を受け、2020年初夏にも中東・アフリカ現地での第II相臨床試験に入る予定 で、大規模な臨床試験は年末までに中国で行いたいという。 2月3日、英グラクソ・スミスクライン (GSK) はパンデミックワクチンで確立されたアジュバント(抗原性補強剤)の基盤技術を提供するためにCEPIの協働に参加すると発表した。 2月25日、モデルナは開発中のCOVID-19のワクチンを、ヒトに投与する安全性試験(第I相試験)向けに米国立アレルギー感染症研究所 (NIAID) に出荷した。ヒトへの臨床試験は2カ月以内の開始を見込むが、一般に入手できるようになるには1年半かかる可能性があるという。
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