TraceTogetherとは? わかりやすく解説

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TraceTogether

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 14:11 UTC 版)

TraceTogether(トレース・トゥギャザ)は、 シンガポール政府によってリリースされたアプリケーションソフトウェア(アプリ)である。このアプリを使うことで、シンガポール政府が専用に作った BlueTrace英語版プロトコルを利用して、電子的な接触追跡英語版が可能になる[1][2]。アプリは政府デジタルサービス (Government Digital Services) によって開発され、2020年3月20日にリリースされた。4月21日時点で、Google Play でリリースされている Android 向けアプリは50万回以上ダウンロードされている[3]。アプリに使われているプロトコル BlueTrace はオープンソースで提供されている。


注釈

  1. ^ 接触者履歴のアップロードは、あくまでも「感染者の同意のもと」行われるが、シンガポールの感染症法により、これを拒否した場合は罰則が科せられる恐れがある。アプリのQ&Aでも「データのアップロードを断れるのか」という質問に対し、「保健省から連絡を受けた場合、アプリで収集したデータの提供が法律で義務付けられている」と明記されている。

出典

  1. ^ Home” (英語). bluetrace.io. 2020年4月12日閲覧。
  2. ^ Sharwood. “Singapore to open-source national Coronavirus encounter-tracing app and the Bluetooth research behind it” (英語). www.theregister.co.uk. 2020年4月12日閲覧。
  3. ^ TraceTogether - Google Play Store”. 2020年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月13日閲覧。
  4. ^ a b c d e 私たちの「個人情報」は大丈夫か?コロナ騒動の裏で進む動きについて(三木 由希子) @gendai_biz”. 現代ビジネス. 2020年5月22日閲覧。
  5. ^ a b c d Jason Bay, Joel Kek, Alvin Tan, Chai Sheng Hau, Lai Yongquan, Janice Tan, Tang Anh Quy. “BlueTrace: A privacy-preserving protocol for community-driven contact tracing across borders”. Government Technology Agency. 2020年4月12日閲覧。
  6. ^ a b c d 日経クロステック(xTECH). “シンガポールのコロナ感染追跡アプリ、日本でそのまま導入できない理由”. 日経クロステック(xTECH). 2020年5月22日閲覧。
  7. ^ a b c データは世界を救えるか? 海外・日本のITx新型コロナの取り組み”. Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) (2020年5月20日). 2020年5月22日閲覧。
  8. ^ テクノロジーの“反撃”はコロナ終息へ導けるか、各国はどう戦っている?”. ビジネス+IT. 2020年5月22日閲覧。
  9. ^ a b Bay, Jason (2020年4月20日). “Automated contact tracing is not a coronavirus panacea” (英語). Medium. 2020年5月22日閲覧。
  10. ^ a b 新型コロナ、各国で異なる「出口戦略」 4つの…(写真=ロイター)”. 日本経済新聞 電子版. 2020年5月22日閲覧。
  11. ^ Hamilton, Isobel Asher (2020年5月19日). “アイスランドは接触者追跡アプリ普及率40%…それでも足りない。プライバシーの懸念も”. www.businessinsider.jp. 2020年5月22日閲覧。


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