東京女子医科大学とは? わかりやすく解説

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とうきょう‐じょしいかだいがく〔トウキヤウヂヨシイクワダイガク〕【東京女子医科大学】

読み方:とうきょうじょしいかだいがく

東京都新宿区にある私立大学明治33年1900設立東京女医学校始まり東京女子医学専門学校経て昭和22年1947旧制大学となる。昭和27年1952新制大学移行

東京女子医科大学の画像

東京女子医科大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/26 00:36 UTC 版)

学校法人東京女子医科大学 > 東京女子医科大学
東京女子医科大学
総合研究棟
大学設置 1950年
創立 1900年
学校種別 私立
設置者 学校法人東京女子医科大学
本部所在地 東京都新宿区河田町8番1号
北緯35度41分52.9秒 東経139度43分14.5秒 / 北緯35.698028度 東経139.720694度 / 35.698028; 139.720694座標: 北緯35度41分52.9秒 東経139度43分14.5秒 / 北緯35.698028度 東経139.720694度 / 35.698028; 139.720694
学生数 1,436
キャンパス 河田町(東京都新宿区)
学部 医学部
看護学部
研究科 医学研究科
看護学研究科
ウェブサイト http://www.twmu.ac.jp/
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東京女子医科大学(とうきょうじょしいかだいがく、英語: Tokyo Women's Medical University)は、東京都新宿区河田町8番1号に本部を置く日本私立大学1900年創立、1950年大学設置。大学の略称は女子医大、女子医、TWMU。

概要

吉岡彌生

女性医師吉岡彌生1900年明治33年)に創設した「東京女医学校」を前身とし、日本では唯一、世界的に見ても珍しい女子大学としての医科大学となっている(大学院は男女共学)。吉岡の母校の濟生學舎(現:日本医科大学)が当時、「女性を入れると風紀が乱れる」と女子学生の入学を拒否し始めたことに反発した形で設立した[1]

附属機関として東京女子医科大学病院のほか、がんセンター、先端生命医科学センターなどがある。

早稲田大学との間で医工連携における協定を締結し、共同研究施設や共同専攻大学院などを開設している。

沿革

1930年に竣工した東京女子医科大学病院一号棟
1960年代の授業

基礎データ

所在地

教育および研究

組織

掛川キャンパス航空写真
河田町キャンパスに設置されていた旧附属膠原病リウマチ痛風センター
河田町キャンパスの弥生記念講堂(右)と東京女子医科大学病院糖尿病センター(左)
河田町キャンパスの東京女子医科大学・早稲田大学連携先端生命医科学研究教育施設
学部
研究科
  • 医学研究科(男女共学)(博士課程のみ)
    • 形態学系専攻
    • 機能学系専攻
    • 社会医学系専攻
    • 内科系専攻
    • 外科学系専攻
    • 先端生命医科学系専攻
    • 共同先端生命医科学系専攻
  • 看護学研究科 (男女共学)
    • 看護学専攻
医療施設
センター
  • がんセンター
    • 病院部門
    • 研究部門
研究施設
  • 先端生命医科学研究所/TWIns
  • 統合医科学研究所
  • 実験動物研究所
学習施設
  • 図書館
  • 統合教育学習センター
  • 女性生涯教育支援センター
  • 女性医療人キャリア形成センター
専門学校
  • 東京女子医科大学看護専門学校

研究

21世紀COEプログラム

  • 2003年
    医学系
    • 再生医学研究センター(細胞シート工学を基盤とする臓器再生医療の発展)

グローバルCOEプログラム

  • 2009年
    学際、複合、新領域
    • 再生医療本格化のための集学的教育研究拠点

大学関係者一覧

施設

キャンパス

河田町キャンパス

掛川キャンパス(廃止)

1998年、旧大東町が購入した敷地に、誘致に応じた形で無償貸与を受けて、大東キャンパスとして開設。看護学部1年次で使用されていたが、2020年4月より生涯健康総合支援センターが設置となり、2022年には廃止、解体工事後2023年に掛川市へ返還される予定。大学創設者の吉岡弥生の市立記念館が隣接している[5]。 静岡掛川キャンパスは、東京女子医科大学の創立者である吉岡弥生(1871年~1959年)の出身地、ゆかりのキャンパスでもあった[6]

学費

東京女子医科大は2021年度の入学生から、6年間の学費が約1200万円上がり、総額で4621万4千円になることを発表した[7][8]。 入学時は、入学金 2,000,000円、授業料(年額)2,800,000円、施設設備費 2,000,000円、実習費(年額) 1,200,000円、 教育充実費(年額) 3,300,000円、委託徴収金 149,000円、 合計 11,449,000円。 2年度以降の納入金は、授業料(年額) 2,800,000円、施設設備費 2,000,000円、実習費(年額) 1,208,000円、教育充実費(年額) 800,000円、委託徴収金 145,000円、合計 6,953,000円。

不祥事

当該大学においては過去繰り返し不祥事が生じている。詳細は以下の項目を参照。

メディア出演

関連書籍

  • 『東京女子医大ガン治療チーム』(著者:猪口修道)(1995年11月20日、講談社)ISBN 4062079313
  • 『がん・放射線治療照射法マニュアル 東京女子医大ではこう行っている』(著者:大川智彦 喜多みどり)(1996年10月1日、金原出版)ISBN 430707047X
  • 『東京女子医大事件』(著者:平柳利明)(2004年5月25日、新風舎)ISBN 4797443545
  • 『〈検証〉東京女子医大病院事件』(著者:鈴木敦秋)(2007年4月20日、講談社)ISBN 4062133229[注 1]

脚注

注釈

  1. ^ 関係者の実名が含まれるため書籍名を一部省略。

出典

  1. ^ 東京女子医大のブランド力失墜で「早大医学部」誕生の現実味 経営悪化でワセダに"身売り"する日”. プレジデントオンライン 2020/11/18 9:00. 2021年1月28日閲覧。
  2. ^ 東京女子医科大学”. 東京女子医科大学. 2020年8月4日閲覧。
  3. ^ 共同先端生命医科学専攻とは | 共同先端生命医科学専攻 - 東京女子医科大学・早稲田大学 -”. www.jointbiomed.sci.waseda.ac.jp. 2020年8月4日閲覧。
  4. ^ 東京女子医科大学”. 東京女子医科大学. 2022年3月15日閲覧。
  5. ^ a b 高林和徳 (2022年7月27日). “東京女子医大 掛川キャンパス解体、市に用地返還へ”. 静岡新聞. オリジナルの2022年7月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220727160525/https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1099610.html 2025年1月13日閲覧。 
  6. ^ 東京女子医大、創立者ゆかりのキャンパスから撤退へ”. 読売新聞オンライン (2021年5月30日). 2023年6月2日閲覧。
  7. ^ 井上有紀子 (2020年11月17日). “東京女子医大「学費1200万円アップ」の衝撃 値上げは医師“世襲化”の危惧も〈AERA〉”. AERA dot. (アエラドット). 2023年6月2日閲覧。
  8. ^ https://www.facebook.com/asahicom+(2020年9月27日).+“東京女子医大、学費1200万円値上げ コロナで経営難:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2023年6月2日閲覧。
  9. ^ 「最先端!オーダーメード医療 ~あなただけの治療法 選びます~ - テレビ東京 2006年6月6日

関連項目

公式サイト


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