量子アニーリングとは? わかりやすく解説

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りょうし‐アニーリング〔リヤウシ‐〕【量子アニーリング】

読み方:りょうしあにーりんぐ

量子力学的相関をもつ多数量子ビット制御し同時に複数の状態をとる量子ビットが、自ずから、もっともエネルギーが低い状態に変化する現象利用することで、最適化問題を解く手法1998年西森秀稔門脇正史考案確率的探索による従来焼き鈍し法比べ正し最適解を得る確率が高い。のちにカナダのディーウェーブシステムズ社が同手法超伝導回路による量子ビット応用し世界初商用量子コンピューター開発した量子焼き鈍し法


量子焼きなまし法

(量子アニーリング から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/21 09:07 UTC 版)

量子焼きなまし法(りょうしやきなましほう、: quantum annealing、略称: QA、量子アニーリングともいう)は、量子ゆらぎを用いた過程によって、解候補(候補状態)の任意の集合から任意の目的関数英語版最小値(グローバルミニマム)を探す一般的方法である。


  1. ^ P. Ray, B. K. Chakrabarti and A. Chakrabarti, "Sherrington-Kirkpatrick model in a transverse field: Absence of replica symmetry breaking due to quantum fluctuations", Phys. Rev. B 39 11828 (1989)
  2. ^ A. B. Finilla, M. A. Gomez, C. Sebenik and J. D. Doll, "Quantum annealing: A new method for minimizing multidimensional functions" Chem. Phys. Lett. 219, 343 (1994)
  3. ^ T. Kadowaki and H. Nishimori, "Quantum annealing in the transverse Ising model" Phys. Rev. E 58, 5355 (1998)
  4. ^ E. Farhi, J. Goldstone, S. Gutmann, J. Lapan, A. Ludgren and D. Preda, "A Quantum adiabatic evolution algorithm applied to random instances of an NP-Complete problem" Science 292, 472 (2001)
  5. ^ M. W. Johnson et al., "Quantum annealing with manufactured spins", Nature 473 194 (2011)


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