スピングラス
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スピングラス(英語:spin glass)とは、非磁性の金属、たとえば金、銀、銅や合金に電子スピンをもった物質、つまり磁性体を薄い濃度(0.1%から10%程度)で不純物として混ぜて、磁性体の電子スピンが乱雑なまま固まった物質。
- ^ Nordblad, P; Lundgren, L; Sandlund, L (February 1986). “A link between the relaxation of the zero field cooled and the thermoremanent magnetizations in spin glasses”. Journal of Magnetism and Magnetic Materials 54-57 (1): 185–186. Bibcode: 1986JMMM...54..185N. doi:10.1016/0304-8853(86)90543-3 .
- 1 スピングラスとは
- 2 スピングラスの概要
- 3 磁性不純物
スピングラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 01:10 UTC 版)
詳細は「スピングラス」を参照 金や銀、銅などの非磁性物質に鉄などの電子スピンを持った物質(磁性不純物という)を混ぜると、スピンの向きがばらばらなまま分散する。このまま合金として冷え固まるとアモルファスとなり、まるでガラスの内部で結晶が微小なまま固まったように、微小な電子スピンを持った磁性不純物が、あるところでは強磁性を、あるところでは反強磁性を、ばらばらに示す磁気構造が出来上がる。そのスピンがガラスのように空間的に方向がばらばらになって固まっているので、スピングラスと言う。それぞれのスピンには周りのスピンに対してフラストレーションが生じている。
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