酢酸カーミン溶液とは? わかりやすく解説

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さくさんカーミン‐ようえき【酢酸カーミン溶液】

読み方:さくさんかーみんようえき

酢酸カーミン


酢酸カーミン溶液

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 05:17 UTC 版)

酢酸カーミン溶液(さくさんカーミンようえき)は顕微鏡観察に際し、細胞核染色体染色に用いる赤色の染色固定剤。45%酢酸水溶液を煮沸し、そこに塩基性色素であるカーミンを加えて飽和させ、さらにイオンを含む物質を微量加えて作る。生物細胞にこの溶液を加えると、まず酢酸によって固定が起こり、負に荷電したDNAやRNAのリン酸基に、正に荷電したカーミンが吸着して赤く染まる。鉄イオンは媒染剤としての効果が同様なDNA染色法として酢酸オルセイン染色法があるが、それに比べて生細胞の核が染色されやすいとされる。

アセトカルミン(acetocarmine)溶液とも呼ぶ。

中学校での実験では、染色に酢酸オルセイン溶液酢酸ダーリア溶液も使用されることがある。

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