顕宗天皇とは?

けんぞう てんのう -てんわう顕宗天皇 ○

記紀第二三代天皇弘計王おけのおおきみ)の漢風諡号しごう)。在位3年履中天皇の孫。父が雄略天皇に殺され、兄の億計王(のちの仁賢天皇とともに播磨はりま)に逃れたが、嗣子のない清寧天皇皇嗣迎えられ、兄に先立って即位したという。

顕宗天皇

雄略天皇は、兄の安康天皇市辺押磐皇子皇位につけようとしたのを恨み市辺押磐皇子殺害して皇位についたが、その際市辺押磐皇子の子の億計(顕宗)、弘計(仁賢)の二人は難を避け播磨国明石逃れた。
その後伊予来目部小盾に発見されて、清寧天皇の知ることとなった。
子のない天皇はこれを喜び二人皇嗣として迎えた。
やがて清寧天皇崩御したが、億計、弘計ともに皇位につかず譲りあった。
しかし、皇位虚しく空けておくわけにはいかず、結局弘計が皇位につき近飛鳥八釣宮に都して顕宗天皇となった。


顯宗天皇 傍丘磐坏丘南陵
(けんぞうてんのう かたおかのいわつきのおかのみなみのみささぎ)

御陵写真 陵印
代   数 :第23
天 皇 名 :顯宗天皇
けんぞうてんのう
御   父 磐坂市邊押磐皇子
御   母 :妃媛
御 陵 名 :傍丘磐坏丘南陵
かたおかいわつきのおかのみなみのみささぎ
陵   形 前方後円
所 在 地 奈良県香芝市北今市
交通機関等 JR近鉄下田下車  北へ0.5km
陵印保管場所 畝傍陵墓監区事務所

顕宗天皇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/13 10:08 UTC 版)

顕宗天皇(けんぞうてんのう、正字体:顯宗天皇、允恭天皇39年 - 顕宗天皇3年4月25日)は、日本の第23代天皇(在位:顕宗天皇元年1月1日 - 同3年4月25日)。




注釈

  1. ^ 意祁命は、少し陵の傍らを掘っただけで顕宗天皇のもとに戻り、「既に壊しつくした」と奏言するが、早く戻ったことを不審に思い問いただすと、事実を述べ、顕宗天皇の「父王の仇を報いるために必ずその陵を破壊しつくすはずが、なぜ少し掘っただけなのか」との問いに、「父王の怨みをその霊に報いようと欲することは、誠に道理があります。しかし雄略天皇は、父の怨みではあっても叔父(実際は従兄弟)であり、天下を治められた天皇であるため、その陵を破壊すれば、後世の人の誹謗を買うことになる。」と答えている。『古事記』
  2. ^ ただし、『古事記』に登場する志毘臣は、『日本書紀』で武烈天皇と恋争いをしたとされる平群鮪と同一人物で、彼と争った天皇については2つの伝承が存在していたとする説もある[1]
  3. ^ 若井敏明の説では億計王・弘計王の兄弟を発見したのは「忍海部」の人物であることから、実は兄弟は早くから飯豊王の保護下に匿われており、発見は半ば出来レースだったと推測する。これに対し角林文雄などの説では物語の構成・展開に信憑性を認め、発見は本当に偶然だったとしている。

出典

  1. ^ 笹川尚紀「『日本書紀』の編纂と大伴氏の伝承」(初出:『日本史研究』第600号(2012年)/笹川『日本書紀成立史攷』(塙書房、2016年)ISBN 978-4-8273-1281-2
  2. ^ 宝賀寿男「扶桑国の歴史的地理的な位置づけ」『古樹紀之房間』、2004年。
  3. ^ 田中卓安本美典など
  4. ^ 外池昇『事典陵墓参考地 もうひとつの天皇陵』(吉川弘文館、2005年)pp. 49-52。


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