げんめい‐てんのう〔‐テンワウ〕【元明天皇】
元明天皇
子には軽皇子、氷高皇女のほか吉備内親王がいる。
元明天皇はその即位に際して「宣命」をおこなったが、その内容は伝わっていない。
武蔵国の秩父郡から銅が献上されてこれを瑞祥として年号を和銅とし、「和銅開珎」(わどうかいちん)を鋳造して貨幣として流通させた。
この頃飢饉があり、衆議に押され710年に都を藤原京から平城京へ遷都した。
712年に天武天皇の命による「古事記」が太安万侶により完成した。
715年後事を氷高皇女に託し、721年崩御した。
この天皇は次の世代への中継ぎの役割を果たした天皇といわれている。
第43代天皇 | |
天皇名 | 元明天皇 |
読み方 | げんめいてんのう |
名・諱等 | 日本根子天津御代豊国成姫天皇 |
読み方 | やまとねこあまつみしろとよくになりひめ |
時代区分 | 古代 |
天皇在位 | 707年から715年 |
生年 | 661 |
没年 | 721 |
父 | 天智天皇 |
母 | 姪娘 |
兄弟 | 御名部皇女 |
配偶者 | 草壁皇子 |
皇子女 | 軽皇子・氷高皇女 |
即位宮 | 藤原京 |
天皇陵 | 奈保山東陵 |
所在地 | 奈良県奈良市奈良阪町 |
元明天皇 奈保山東陵
(げんめいてんのう なほやまのひがしのみささぎ)
元明天皇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/11 03:55 UTC 版)
元明天皇(げんめいてんのう、661年〈斉明天皇7年〉 - 721年12月29日〈養老5年12月7日〉)は、日本の第43代天皇(在位:707年8月18日〈慶雲4年7月17日〉- 715年10月3日〈和銅8年9月2日〉)。
注釈
- ^ 吉備内親王については、氷高皇女の後ということ以外は不明。
出典
- ^ “元明天皇(げんめいてんのう)とは”. コトバンク. 2019年11月28日閲覧。
- ^ 『日本書紀』巻第二十九。壬申の乱の際の神宮の協力に対する報賽の意味をもつとされる。
- ^ a b c d e f g h i j 日本古典文学大辞典編集委員会『日本古典文学大辞典第2巻』岩波書店、1984年1月、462頁。
- ^ 義江明子「元明天皇と奈良初期の皇位継承」(初出:『高岡市萬葉歴史館叢書21 万葉の女性歌人』(2009年)/所収:義江『日本古代女帝論』(雄山閣、2017年) ISBN 978-4-8273-1290-4)
- ^ 瀧浪, pp. 10–11.
- ^ 瀧浪, pp. 11–12.
- ^ 瀧浪, pp. 7–8.
- ^ 瀧浪, pp. 20–21.
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