東大寺要録〈巻第一、二/〉
主名称: | 東大寺要録〈巻第一、二/〉 |
指定番号: | 869 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1949.02.08(昭和24.02.08) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | 仁治二年九月十九日寛乗書写/(紙背連歌及び消息) |
員数: | 2巻 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | 1241 |
検索年代: | |
解説文: | 鎌倉時代の作品。 |
東大寺要録
主名称: | 東大寺要録 |
指定番号: | 1231 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1899.08.01(明治32.08.01) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | |
員数: | 10冊 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 鎌倉時代の作品。 |
書跡・典籍: | 東大寺宗性筆聖教並抄録本 東大寺新禅院地蔵菩薩像内奉納法華経 東大寺要録 東大寺要録 東大寺要録続録 東寺天台大血脈図 東寺観智院聖経類 |
東大寺要録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/09 04:49 UTC 版)
東大寺要録(とうだいじようろく)は、平安時代後期に作成された東大寺の寺誌。10巻10章。
概要
序文によれば、嘉承元年(1106年)に東大寺の僧が衰微した寺の再興を願って編纂したとあるが、編者名などは不明。その後、長承3年(1134年)になって観厳が増補・再編して今日知られる形態になったという。元は巻子本。ただし、原本・観厳伝本ともに現存しておらず、観厳の伝本に更に補筆されたものの写本の一部が醍醐寺(仁治2年(1241年)奥書)や東大寺(文明17年(1485年)奥書)に残されており、いずれも国の重要文化財とされている。
本願・縁起・供養・諸院・諸会・諸宗・別当・封戸水田・末寺・雑事の各章からなり、今日では散逸したものも含めた多くの史料・文書からの引用記事を含んでおり、創建当時から院政期にかけての東大寺の歴史を知る上で貴重な史料となっている。また、数多くの先例を記しているため、東大寺内部においては一種の規範的効果を有していた。
国書刊行会から活字版が出版されている。
参考文献
- 永村眞「東大寺要録」(『国史大辞典 10』(吉川弘文館、1989年) ISBN 978-4-642-00510-4)
- 稲葉伸道「東大寺要録」(『日本史大事典 5』(平凡社、1993年) ISBN 978-4-642-00510-4)
- 『八幡宇佐宮御託宣集』1313年、神吽編纂
- 平岡定海「東大寺要録」(『平安時代史事典』(角川書店、1994年) ISBN 978-4-04-031700-7)
- 久野修義「東大寺要録」(『日本歴史大事典 3』(小学館、2001年) ISBN 978-4-09-523003-0)
関連文献
- 『東大寺要録』筒井英俊校訂、国書刊行会、1971年、新版2003年
- 『東大寺 續(続)要録』筒井寛秀監修、同研究会編・校訂、国書刊行会、2013年
- 『論集 古代東大寺の世界 『東大寺要録』を読み直す』東大寺「ザ・グレイトブッダ・シンポジウム 第14号」法蔵館、2017年
- 『東大寺要録 一 東大寺叢書』東大寺史研究所編、法藏館、2019年
- 『東大寺要録 二 東大寺叢書』東大寺史研究所編、法藏館、2020年
関連項目
東大寺要録と同じ種類の言葉
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