東大寺続要録とは? わかりやすく解説

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東大寺続要録

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 01:05 UTC 版)

東大寺続要録(とうだいじぞくようろく)は、鎌倉時代中期に編纂された東大寺の寺誌である。

概要

東大寺要録』の続編として、弘安正応年間にほぼ成立したとされている。現在知られているのは9編(仏法・造仏・寺領・供養(本編)・供養(末編)・拝堂・諸院・宝蔵・諸会)のみだが、元は寺領に関連した1編を加えた全10編であったと推定されている。原本は存在していないが、文明年間の写本が東大寺に所蔵されている他、同系統の写本が内閣文庫宮内庁書陵部東京国立博物館陽明文庫などに所蔵されている。

治承4年(1181年)南都焼討からの再建・復興期の東大寺の姿を宗教的・経済的に知る上で貴重な史料である。

国書刊行会から活字版が出版されている。

参考文献

関連文献

  • 『東大寺 續(続)要録』筒井寛秀監修、同研究会編・校訂、国書刊行会、2013年
  • 『東大寺要録』筒井英俊校訂、国書刊行会、1971年、新版2003年
  • 『論集 古代東大寺の世界 『東大寺要録』を読み直す』東大寺「ザ・グレイトブッダ・シンポジウム 第14号」法蔵館、2017年
  • 『東大寺要録 一 東大寺叢書』東大寺史研究所編、法藏館、2019年
  • 『東大寺要録 二 東大寺叢書』東大寺史研究所編、法藏館、2020年

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