称徳天皇とは? わかりやすく解説

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しょうとく‐てんのう〔‐テンワウ〕【称徳天皇】

読み方:しょうとくてんのう

718770]第48天皇在位764〜770孝謙天皇重祚(ちょうそ)。重用した道鏡専横甚だしく宇佐八幡神事件起こした


稱徳天皇 高野陵
(しょうとくてんのう たかののみささぎ)

御陵写真 陵印
代   数 :第48代(第46代 孝謙天皇重祚)
天 皇 名 :稱徳天皇
しょうとくてんのう
御   父 聖武天皇
御   母 皇后天平應眞仁正皇太后
御 陵 名 高野陵
(たかののみささぎ
陵   形 前方後円
所 在 地 奈良県奈良市山陵町
交通機関等 近鉄西大寺下車  東北1.5又は「平城下車  南へ0.6km
陵印保管場所 畝傍陵墓監区事務所

孝謙天皇

(称徳天皇 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 04:15 UTC 版)

孝謙天皇(こうけんてんのう、旧字体孝謙󠄁天皇)、重祚して称徳天皇(しょうとくてんのう、旧字体稱󠄁德天皇718年養老2年〉- 770年8月28日神護景雲4年8月4日〉)は、日本の第46代天皇(在位:749年8月19日天平勝宝元年7月2日〉- 758年9月7日天平宝字2年8月1日〉)および第48代天皇(在位:764年11月6日〈天平宝字8年10月9日〉- 770年8月28日〈神護景雲4年8月4日〉)。


注釈

  1. ^ 木本好信の指摘によれば、橘奈良麻呂の乱の時に奈良麻呂らは光明皇太后に鈴印の行使を求めようと計画しており、恵美押勝の乱の時には孝謙上皇が淳仁天皇から鈴印を奪っていることから、聖武上皇の崩御後は鈴印は光明皇太后が保持して孝謙・淳仁両天皇には引き渡されず、皇太后崩御後は直接淳仁天皇に引き渡されて天皇の居所である中宮院に保管されていたとみられる。つまり、孝謙天皇は在位中一度も鈴印を保持することができなかったことになる。
  2. ^ ただし、孝謙上皇側も授刀衛の把握など、自己の軍事準備を進めており、仲麻呂側も具体的な反乱計画を持っていたというよりは、上皇側からの攻撃を警戒して準備を進めたとする見方もある(木本好信「私の仲麻呂像 -反逆者像の払拭と政治観-」『奈良平安時代史の諸問題』56 - 58頁、和泉書房、2021年)。

出典

  1. ^ 告井幸男「名代について」『史窓』第071巻、京都女子大学史学会、2014年2月、1-21頁、ISSN 0386-8931 
  2. ^ 渡辺、287-290p
  3. ^ 樋口・佐藤、146p
  4. ^ 中野渡俊治「『続日本紀』天平宝字二年八月庚子朔条「上臺」考」(初出:『歴史』第110輯(2008年)/所収:中野渡『古代太上天皇の研究』(思文閣出版、2017年) ISBN 978-4-7842-1887-5
  5. ^ 中野渡俊治「孝謙太上天皇と「皇帝」尊号」(初出:『日本歴史』649号(2002年)/所収:中野渡『古代太上天皇の研究』(思文閣出版、2017年) ISBN 978-4-7842-1887-5
  6. ^ 渡辺、298-299p
  7. ^ 樋口・佐藤、147p
  8. ^ 鈴木琢郎「奈良時代の大臣任官と宣命」(初出:『日本歴史』675号(2004年)/所収:鈴木『日本古代の大臣制』(塙書房、2018年) ISBN 978-4-8273-1298-0 2018年、217-220p
  9. ^ 渡辺、313-314p
  10. ^ 木本好信「私の仲麻呂像 -反逆者像の払拭と政治観-」『奈良平安時代史の諸問題』59頁、和泉書房、2021年
  11. ^ 渡辺、314p
  12. ^ 樋口・佐藤、148p
  13. ^ 木本好信「私の仲麻呂像 -反逆者像の払拭と政治観-」『奈良平安時代史の諸問題』52 - 56・61頁、和泉書房、2021年
  14. ^ 渡辺、316-317p
  15. ^ 渡辺、323-324p
  16. ^ 岡野友彦 『院政とは何だったか』 PHP新書 kindle版 1709/2316 (2013年)
  17. ^ 渡辺、326p
  18. ^ a b 渡辺、324p
  19. ^ 渡辺、327p
  20. ^ 上野正裕「称徳王権論」『日本古代王権と貴族社会』八木書店、2023年、P238-240.
  21. ^ https://www.sankei.com/article/20161028-QEOCFWYB5BNADDD5HYS7BMQ5I4/2/
  22. ^ 渡辺、336p
  23. ^ 渡辺、337p
  24. ^ 上野正裕「称徳王権論」『日本古代王権と貴族社会』八木書店、2023年、P255-257.
  25. ^ 天皇陵(宮内庁)。
  26. ^ 宮内省諸陵寮編『陵墓要覧』(1934年、国立国会図書館デジタルコレクション)9コマ。
  27. ^ 『陵墓地形図集成 縮小版』 宮内庁書陵部陵墓課編、学生社、2014年、p. 409。
  28. ^ 「なぜ奈良時代には四文字の元号があるのか?」岡山県立図書館) - レファレンス協同データベース


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