大伴古麻呂
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大伴 古麻呂(おおとも の こまろ)は、奈良時代の貴族。父親については複数の説があり確実なことは不明だが、『万葉集』の「(大伴旅人の)姪胡麻呂」という記述から、旅人の兄弟の子(大伴宿奈麻呂の子)であると考えられる[1]。また、右大臣・大伴長徳あるいは大納言・大伴御行の子とする系図も存在する。官位は正四位下・左大弁。
- ^ a b 上村正裕「大伴氏系図復元に関する一試論」『東洋大学大学院紀要』第52巻、東洋大学大学院、2015年、390-369頁、CRID 1050001338865403008、ISSN 0289-0445。
- ^ 『遺教経』跋語(石山寺蔵)
- ^ 『続日本紀』天平勝宝6年正月30日条)
- ^ 『続日本紀』天平勝宝6年正月16日条,30日条
- ^ 『続日本紀』天平宝字元年4月4日条
- ^ 上村、2023年、P126-133.
- ^ a b 『続日本紀』天平宝字元年7月4日条
- ^ 上村、2023年、P152-153.
- ^ 『続日本紀』天平宝字元年6月28日条,7月2日条
- ^ 上村、2023年、P155-156.
- ^ 『万葉集』
- ^ 父を長徳とするものに「大伴系図」(『続群書類従』所収)、父を御行とするものに「大伴系図」(内閣文庫)および「伴氏系図」(『系図綜覧』所収)、父を家持とするものに「伴氏系図」(『続群書類従』所収)がある。ほかに『万葉集』四 で古麻呂を「旅人の姪」としている事を根拠に、父を田主あるいは宿奈麻呂とする説もある。
- ^ 「伴氏系図」『続群書類従』巻第182所収
- 1 大伴古麻呂とは
- 2 大伴古麻呂の概要
- 3 官歴
- 4 関連項目
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