陸奥按察使とは? わかりやすく解説

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陸奥按察使

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/22 19:43 UTC 版)

陸奥按察使(むつあぜち、みちのくのあぜち)は、日本の奈良時代から平安時代に日本の東北地方に置かれた官職である。しばしば陸奥出羽按察使(むつでわのあぜち、みちのくいではのあぜち)とも言われた。720年頃に設置され、陸奥国出羽国を管轄し、東北地方の行政を統一的に監督した。他の地方の按察使が任命されなくなってからも継続したが、817年以降は中央の顕官の兼職となり、形骸化した。令外官で、属官に記事があった。官位相当721年正五位上812年から従四位下と定められたが、実際の位階は従五位上から正二位までの幅があった。


注釈

  1. ^ 「長徳二年大間書」(1月25日)にも名が見える。

出典

  1. ^ 『続日本紀』当該年月条。
  2. ^ 高橋崇『律令国家東北史の研究』26-27頁。新日本古典文学大系『続日本紀』2、79頁、注20。
  3. ^ 『類聚三代格』弘仁3年正月26日の太政官符による。
  4. ^ 『続日本紀』。
  5. ^ 類聚三代格』巻15養老5年6月10日太政官奏「按察使兵并記事給職田及仕丁事」。
  6. ^ 渡部育子「陸奥国の按察使について」151頁。
  7. ^ 渡辺育子「陸奥国の按察使について」151頁、154頁。
  8. ^ 渡辺育子「陸奥国の按察使について」148-149頁。
  9. ^ 『類聚三代格』当該年月の太政官符。
  10. ^ a b 『類聚三代格』。


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