称念寺 (仙台市)とは? わかりやすく解説

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称念寺 (仙台市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 15:34 UTC 版)

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橘昌山本誓院稱念寺は宮城県仙台市青葉区新坂町に境内を構える浄土真宗の寺院です。稱念寺の創建は鎌倉時代の建長2年(1250)、陸奥国会津郡(現在の福島県会津地方)に無為信房が開山したと言われています(※陸奥国宮城郡に創建されたとの説があります)。無為信房は現在の福島県会津若松市門田一ノ関出身の武士で、常陸稲田に滞在中に親鸞聖人帰依し、親鸞の高弟24人の中の1人となりました(※無為信房が紀州田辺城主だったとの説もあります)。24人が開いた寺院を特に「親鸞聖人二十四輩」と呼び稱念寺はその第11番となっています。戦国時代に伊達政宗が会津黒田城(現在の鶴ヶ城)の城主時代に関係があったと思われ、天正19年(1591)に政宗が豊臣秀吉により奥州仕置きで岩出山城(宮城県大崎市岩出山)に遷ると、それに随行、江戸時代に入り仙台城(青葉城)を築城し仙台を開府すると稱念寺も現在地へ寺地を与えられ境内を遷しています。

稱念寺本堂は江戸時代後期の文化年間(1804~1818年)に建てられた古建築物で、欄間に享和2年(1802)、長押に文化9年(1812)の炭書が残され仙台城(青葉城)の方向を向いています。本堂は木造平屋建て、寄棟、桟瓦葺、桁行7間、張間7間、正面3間向拝付き、江戸時代後期の御堂建築の遺構として貴重な事から平成7年(1995)に仙台市登録文化財に登録されています。山門は平成7年(1995)に建築されたもので、切妻、本瓦葺き、三間一戸、木部は朱色に塗られ「赤門寺」と呼ばれているようです。境内には古木大木が多く、「公孫樹」と「カリン」が仙台市指定景観樹木に指定されています。山号:橘昌山。院号:本誓院。寺号:稱念寺。宗派:浄土真宗。本尊:阿弥陀如来。




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