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しはす【師走】

読み方:しはす

⇒しわす(師走)


しわす〔しはす〕【師走】

読み方:しわす

陰暦12月異称極月(ごくげつ)。臘月(ろうげつ)。太陽暦にもいう。《 冬》「大空のあくなく晴れし—かな/万太郎


師走

読み方:シワス(shiwasu), シハス(shihasu)

陰暦12月異名


師走

読み方:シワス(shiwasu)

陰暦12月異称


12月:師走(しわす)


師走

作者小林多喜二

収載図書小林多喜二全集 第1巻新装版
出版社新日本出版社
刊行年月1992.12

収載図書愛蔵版 ザ・多喜二小林多喜二全一
出版社第三書館
刊行年月2003.2


師走

作者北原亞以子

収載図書夢のなか慶次郎縁側日記
出版社新潮社
刊行年月2005.11


師走

読み方:しわす

  1. 陰暦十二月のことをいふ。歳の暮れ忙しく師匠までが走り廻るであるから万葉集に「師走にはあわ雪ふると知らぬかも梅の花咲くつつめらずして」とある。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

師走

読み方:シワス(shiwasu)

陰暦十二月異称

季節

分類 時候

月日 一月前後


師走

読み方:シワス(shiwasu)

作者 中勘助

ジャンル 随筆


12月

(師走 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/07 21:52 UTC 版)

ベリー公のいとも豪華なる時祷書』より12月

12月(じゅうにがつ)は、グレゴリオ暦の第12の(1年の最終月)に当たり、31日間ある。

日本では、旧暦12月を「師走」、「師馳」(しわす・しはす)または「極月」(きわまりづき・ごくげつ・ごくづき)と呼んできた。

今では「師走」及び「極月」は、新暦12月の別名としても用いられる。

北海道アイヌ語旭川方言では、12月を「雪を落とす月」を意味するウパㇱランケチュㇷ゚(アイヌ語: upas ranke cup)と呼ぶ[1]

英語での月名 December は、「10番目の月」の意味で、ラテン語で「第10の」という意味の decem の語に由来している。 実際の月の番号とずれているのは、紀元前46年まで使われていたローマ暦3月起算で(そのため年末の2月は日数が少ない)、3月から数えて10番目という意味である[注 1]。 グレゴリオ暦の12月1日はその年の9月1日と同じ曜日になる(→日付の一覧#カレンダー風)。

明治時代日本太陰暦から太陽暦に変更した際に、政府が年末の給料を削減するために12月の日数を2日とした(明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日とした)。

しはすの語源

「しはす」の語源は、古いことなのでわからない。「大言海」は、「歳極(トシハツ)ノ略轉カト云フ、或ハ、萬事爲果(シハ)つ月ノ意、又、農事終ハル意カ」と言い[2]、また「十二箇月ノ名ハ、スベテ稻禾生熟ノ次第ヲ逐ヒテ、名ヅケシナリ」(「睦月」の項)と言っている[3]

なお、僧侶(師は、僧侶の意)が仏事で走り回る忙しさから、という平安時代からの説(色葉字類抄)があるが、これは語源俗解言語学的な根拠がない、あてずっぽうの語源のこと)による宛て字であり、平安時代にはすでに、「しはす」の語源はわからなくなっていた[4][5]民間語源#日本語における民間語源)。

様々な説

日本国語大辞典は、語源については記述していない。末尾に次の9説を列挙するのみである[6][7]

  1. 経をあげるために師僧が東西を馳せ走る月であるところから、シハセ(師馳)の義〔奥義抄・名語記・壒嚢鈔〕。
  2. 四季の果てる月であるところから、シハツ(四極)月の意〔志不可起・和爾雅・日本釈名〕。
  3. トシハツル(歳極・年果・歳終)の義〔東雅・語意考・類聚名物考・和語私臆鈔・黄昏随筆・古今要覧稿・和訓栞〕。
  4. ナシハツルツキ(成終月)の略転〔紫門和語類集〕。
  5. 農事が終わり、調貢の新穀をシネハツル(歛果)月であるところから〔兎園小説外集〕。
  6. 稲のない田のさまをいうシヒアスの約。シは発声の助語。ヒアスは干令残の義〔嚶々筆語〕。
  7. シヲヘオサメヅキ(為竟収月)の義〔日本語原学=林甕臣〕。
  8. セハシの義〔万葉代匠記〕。
  9. シバシ(暫)の月の義〔遠碧軒記〕。

異名

  • おうとう(黄冬)
  • おとづき(弟月)
  • おやこづき(親子月)
  • かぎりのつき(限月)
  • くれこづき(暮来月)
  • けんちゅうげつ(建丑月)
  • ごくげつ(極月)
  • しわす(師走)
  • はるまちつき(春待月)
  • ばんとう(晩冬)
  • ひょうげつ(氷月)
  • ぼさい(暮歳)
  • ろうげつ(月)

12月の年中行事

かつてあった祝日

12月に行われるスポーツ

12月がテーマの楽曲

このほか、様々なミュージシャンによるクリスマスソングが多数発表されている。

その他

脚注

注釈

  1. ^ 同様に一般的な暦の9月,10月,11月はそれぞれローマ暦で7,8,9番目の月にあたり、ラテン語の「第7の」「第8の」「第9の」を意味する "septimus", "octavius", "nonus" に由来する
  2. ^ 年末年始に予定している「年末年始のすごし方」。

出典

  1. ^ 《ことばからみたアイヌ文化と自然2》アイヌ文化における時間使用 高橋 靖以(北海道大学アイヌ・先住民研究センター博士研究員=特別寄稿) 月刊シロㇿ
  2. ^ WEB言海 p.461、「志はす」の項(「大言海」とは、やや記述が異なる)
  3. ^ 高島俊男:お言葉ですが・・・(7)、漢字語源の筋ちがい、p.87、文春文庫、第1刷、2006年6月10日、ISBN 4-16-759808-6、(株)文藝春秋
  4. ^ 関根健一「「師走」に師は走らなかった?!」『なぜなに日本語』(PDF)三省堂、2015年5月25日、386-387頁。ISBN 978-4-385-36607-4https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/gen/gen2lang/nazenanij/pdf/sample386-387.pdf 
  5. ^ 高島俊男:お言葉ですが・・・(7)、漢字語源の筋ちがい、「しからば一年のおしまいの月を『しはす』と呼ぶのはいつごろからはじまったかというと、これは師馳説が出てくるよりさらに何百年も前からである。平安時代にはもう、なぜそう言うのかわからなくなっていた。だから『坊さん走る』説が出てきたわけで、・・・」pp.86-87、文春文庫、第1刷、2006年6月10日、ISBN 4-16-759808-6、(株)文藝春秋
  6. ^ 日本国語大辞典、第11巻、pp.110-111、1976年5月1日発行、第1版第2刷、小学館
  7. ^ しわす ジャパンナレッジ
  8. ^ 12月13日は煤払いの日! 読み方は? 意味まで知っていたら鼻高さんです”. Oggi.jp. 小学館 (2021年12月12日). 2024年12月7日閲覧。

関連項目

2024年12月師走
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日付の一覧
各月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12


外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、12月に関するカテゴリがあります。
  • ウィクショナリーには、十二月しわす極月の項目があります。

師走

出典:『Wiktionary』 (2020/05/14 04:55 UTC 版)

和語の漢字表記

  1. 古語雅語十二月しわす参照

「師走」の例文・使い方・用例・文例

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