12月_(旧暦)とは? わかりやすく解説

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12月 (旧暦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 19:11 UTC 版)

旧暦12月(きゅうれきじゅうにがつ)は、太陰太陽暦である中国日本旧暦の年初から12番目のである。

天保暦よりも前の和暦などでは、大寒を含む月を12月とする。グレゴリオ暦では12月下旬から2月上旬ごろに当たる。東洋の太陰太陽暦では月の日数である大小(大月30日、小月29日)が年により異なるため、月の末日が29日である年もある。

別名・異名

しはすの語源

12月の別名は師走(しはす、しわす)である。「しはす」の語源は、古いことなので分からない。「大言海」は、「歳極(トシハツ)ノ略轉カト云フ、或ハ、萬事爲果(シハ)つ月ノ意、又、農事終ハル意カ」と言い[1]、また「十二箇月ノ名ハ、スベテ稻禾生熟ノ次第ヲ逐ヒテ、名ヅケシナリ」(「睦月」の項)と言っている[2]。なお、「僧侶(師は、僧侶の意)が仏事で走り回る忙しさから」、という平安時代からの説(色葉字類抄に記述がある。)があるが、これは語源俗解言語学的な根拠がない、あてずっぽうの語源のこと)であり、平安時代にはすでに、「しはす」の語源は分からなくなっていたのである[3][4]民間語源#日本語における民間語源)。

その他

異名で陰暦12月を「きとう(季冬)」という。の月にちなみ「臘月」ともいう[5][6]

師走の日付

師走の日付
西暦 日数
2008年 12月27日 2009年1月25日 30日
2009年 2010年1月15日 2010年2月13日 30日
2010年 2011年1月4日 2011年2月2日 30日
2011年 12月25日 2012年1月22日 29日
2012年 2013年1月12日 2013年2月9日 29日
2013年 2014年1月1日 2014年1月30日 30日
2014年 2015年1月20日 2015年2月18日 30日
2015年 2016年1月10日 2016年2月7日 29日
2016年 12月29日 2017年1月27日 30日
2017年 2018年1月17日 2018年2月15日 30日
2018年 2019年1月6日 2019年2月4日 30日
2019年 12月26日 2020年1月24日 30日
2020年 2021年1月13日 2021年2月11日 30日
2021年 2022年1月3日 2022年1月31日 29日
2022年 12月23日 2023年1月21日 30日
2023年 2024年1月11日 2024年2月9日 30日
2024年 12月31日 2025年1月28日 29日
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2028年 2029年1月15日 2029年2月12日 29日
2029年 2030年1月4日 2030年2月2日 30日
2030年 12月25日 2031年1月22日 29日
2031年 2032年1月13日 2032年2月10日 29日

引用

  1. ^ WEB言海 p.461、「志はす」の項(「大言海」とは、やや記述が異なる)
  2. ^ 高島俊男:お言葉ですが・・・(7)、漢字語源の筋ちがい、p.87、文春文庫、第1刷、2006年6月10日、(株)文藝春秋
  3. ^ 三省堂 2015.
  4. ^ 高島俊男:お言葉ですが・・・(7)、漢字語源の筋ちがい、p.86、文春文庫、第1刷、2006年6月10日、(株)文藝春秋
  5. ^ 行事目白押しの12月?”. 公益社団法人 日本中国友好協会(日中友好協会). 2024年3月21日閲覧。
  6. ^ 臘月(ろうげつ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年3月21日閲覧。

参考文献

外部リンク

関連項目


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