かい‐こし〔かひ‐〕【買(い)越し】
買い越し(かいこし)
一定期間内において、売却された株式の金額よりも買い付けられた株式の金額のほうが大きいこと。株式の買い圧力が働き、株価が上昇する局面で買い越しとなることが多い。
株式の買い越しによって投資家の手元に株式が集まると、株式市場にはそれに対応する資金が流れ込んでいる。株式の買い圧力は株価を押し上げ、株価の上昇局面を作り出すので、さらに投資家からの買い注文を呼び込むという循環ができる。
最近、日本の株式市場は、外国人投資家の動向に左右されることが多くなった。特に、アメリカの株式市場で得た利益が日本株への投資に向けられるので、ニューヨーク証券取引所のダウ工業平均株価と東京証券取引所の日経平均株価は連動している。
(2002.08.15更新)
買い越し
例えば、ある証券会社が1日の相場のなかで、200万株を買って、100万株を売った場合、その日は100万株の「買い越し」となります。株式取引が行われている日には、主要銘柄についての前場、後場の寄り付きにおける成り行き注文の状況が発表されます。それをもとに、寄り付きでの買い越し(反対は「売り越し」)のボリュームを知ることで、その日の相場つきがわかるといっても過言ではありません。極端な買い越しの場合は、寄り付かず「買い気配」のまま推移することがあります。一方、信用取引で売り建てていたものをすべて買い戻したうえに、さらに買い付けた時、「どてん買い越し」と言いますが、このケースでは意味がまったく変わってきます。
「買い越し」の例文・使い方・用例・文例
- 買い越しのページへのリンク