うるまの島とは? わかりやすく解説

うるまの島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 02:22 UTC 版)

うるまの島(うるまのしま、うるま)は、沖縄県雅称宇流麻とも当て字される。


  1. ^ 佐々木弘綱佐佐木信綱『日本歌学全書 第三編』博文館1890年「志らきは新羅にて三韓の一つの国なり そこにあるうるまの島人の物いひの聞知かたきをたとへにいへるなり 此歌千載集恋一に入て四の句わがことの葉をとあり」
  2. ^ 訳文大日本史5(後楽書院、明治45年)P.674, NDLJP:771746.
  3. ^ 『仲文集』(992年頃)藤原仲文「(前書)美濃国のうるまのわたりにて ゆきかよいさだめがたきは~」、『後拾遺集』(1087年源重之「あづまじにここをうるまということはゆきかふ人のあればなりけり」。仲文と重之は同時代の人であるが、私家集の公開時期から先になる。
  4. ^ 鵜沼宿鵜沼の渡し(うぬまのわたし、うるまのわたり)は木曽川渡し船。後世、歌枕の一つのような扱いがなされている。
  5. ^ 島村幸一, 小此木敏明, 屋良健一郎, 綱川恵美「「琉球文学」資料注釈4『浮縄雅文集』上 蕉雨亭」『立正大学人文科学研究所年報』第55号、立正大学人文科学研究所、2018年3月、45-76頁、CRID 1050011550986875264hdl:11266/00011328ISSN 03899535 
  6. ^ 末次智「沖縄の西常央:近代的沖縄研究への架け橋として」(PDF)『京都精華大学紀要』第36号、京都精華大学、2010年、87-108頁、CRID 1520853833737107072ISSN 09173986“含 英語文要旨” 


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うるまの島

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鬱陵島」の記事における「うるまの島」の解説

平安時代の『権記』、『本朝麗藻』などに、寛弘元年1004年)「しらぎのうるまの島の人」の因幡漂着送還記述されている。この島は本朝麗藻で「迂陵島」とされ、現在の鬱陵島であることは文献史学古典文学などの研究者には定説である。日本語通じない異邦人到来当時京都でも話題となり、歌人藤原公任題材として歌を詠み千載和歌集載せられたことで後の世にも知られた。 .mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}[詞書]うるまのしまの人のここにはなたれきて、ここの人のものいふをききしらてなんあるといふころ、返ことせぬ女につかはしける(うるまの島の人が日本漂流してきて、日本人言葉聞いてわからないでいるという評判の頃に、返歌をしない女に送った歌) おほつかなうるまの島の人なれやわかことのはをしらぬかほなる (心もとないことだ。うるまの島の人だからだろうか、わたしの贈った和歌知らぬ顔をしているのは) —千載和歌集第十一 六五七 これが後に何処とも知れぬ辺境異邦人の島の代名詞となり、室町時代には、当時琉球国室町幕府に遣使し、本土との交易行ったころから、辺境島としての「うるま」が沖縄島を指すようになったあくまでも日本本土文人たちによるもので、当の琉球人知名度はなかった呼び名であるが、明治時代以降沖縄県では県民にも沖縄雅称として認められるとなった現代沖縄県で「うるま」の語源沖縄方言の「珊瑚の島」(「ウル珊瑚)」「マ(島)」)とされるが、明治以降後付けされた民間語源に過ぎない

※この「うるまの島」の解説は、「鬱陵島」の解説の一部です。
「うるまの島」を含む「鬱陵島」の記事については、「鬱陵島」の概要を参照ください。

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