共依存とは? わかりやすく解説

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きょう‐いそん【共依存】


共依存

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/23 13:26 UTC 版)

共依存(きょういそん、きょういぞん、英語: Co-dependency)、共嗜癖(きょうしへき、Co-addiction)とは、自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存しており、その人間関係に囚われている関係への嗜癖状態(アディクション)を指す[1][2][3]。すなわち「人を世話・介護することへの愛情=依存」「愛情という名の支配=自己満足」である[4]。共依存者は、相手から依存されることに無意識のうちに自己の存在価値を見出し、そして相手をコントロールし自分の望む行動を取らせることで、自身の心の平穏を保とうとする[5][3]


  1. ^ a b c B.J.Kaplan; V.A.Sadock『カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5診断基準の臨床への展開』(3版)メディカルサイエンスインターナショナル、2016年5月31日、Chapt.20.1。ISBN 978-4895928526 
  2. ^ a b c 信田さよ子 1999, pp. 171–173.
  3. ^ a b c d e 春日武彦 2011, pp. 35–39.
  4. ^ 信田さよ子 1999, pp. 40–44, 173–175.
  5. ^ a b c d e f g h i j 信田さよ子 1999, pp. 175–180.
  6. ^ a b 信田さよ子 1999, pp. 168–171.
  7. ^ a b c d e f g 信田さよ子 1999, pp. 40–44.
  8. ^ a b メロディ・ビーティ 1999, pp. 68–71.
  9. ^ a b 信田さよ子 1999, pp. 40–44, 171–173.
  10. ^ a b c d e f 春日武彦 2011, pp. 126–131.
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m メロディ・ビーティ 1999, Chapt.4.
  12. ^ a b 春日武彦 2011, pp. 173–178.
  13. ^ 看護師および介護士における共依存傾向の特徴と精神的健康との関連 森秀美 桜美林大学大学院 国際学研究科 老年学専攻 2018年7月8日閲覧
  14. ^ a b c Codependents Anonymous: Patterns and Characteristics Archived 2013年8月24日, at the Wayback Machine.
  15. ^ Psychology division chief at Albert Einstein College of Medicine”. WebMD. 2014年12月5日閲覧。
  16. ^ Codependency and Borderline Personality Disorder: How to Spot It”. Clearview Women’s Center. 2014年12月5日閲覧。
  17. ^ Rappoport, Alan, PhD. Co-Narcissism: How We Adapt to Narcissistic Parents. The Therapist, 2005.
  18. ^ Simon Crompton, All About Me: Loving a Narcissist (London 2007) p. 157 and p. 235
  19. ^ Crompton, p. 31
  20. ^ Cermak, Timmen L. (1986). “Diagnostic Criteria for Codependency”. Journal of Psychoactive Drugs 18 (1): 15-20. doi:10.1080/02791072.1986.10524475. ISSN 0279-1072. PMID 3701499. 
  21. ^ Lancer, Darlene (2014), Conquering Shame and Codependency: 8 Steps to Freeing the True You, Minnesota: Hazelden, pp. 63-65, ISBN 978-1-61649-533-6 
  22. ^ a b c d Benjamin J. Sadock & Virginia A. Sadock (2000), Kaplan & Sadock's Comprehensive Textbook of Psychiatry on CD (7 ed.), Lippincott Williams & Wilkins, Codependence, ISBN 0-7817-2141-5 
  23. ^ Gomberg, Edith S Lisansky (1989). Gomberg, Edith S. ed. “On Terms Used and Abused: The Concept of 'Codependency'”. Drugs & Society 3 (3-4): 113-32. doi:10.1300/J023v03n03_05. ISBN 978-0-86656-965-1. https://books.google.co.jp/books?id=fjyJ3QWJgPQC&pg=PA113&redir_esc=y&hl=ja. 
  24. ^ Collet, L (1990). “After the anger, what then? ACOA: Self-help or self-pity?”. Family Therapy Networker 14 (1): 22-31. 


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共依存

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 05:22 UTC 版)

看護師・患者の関係性」の記事における「共依存」の解説

詳細は「共依存」を参照 共依存傾向を持つ者は対人援助職に就くことが多いとされている。特に看護師は共依存的特徴発揮されやすく、さらには共依存的関係を構築する可能性がある。ゆえに職務遂行において、患者に対して共依存的行動発揮され自己評価低さを補うため、他者への世話をやくことで他者からの評価求めケア必要な人や被介護者に対して無意識に献身的に世話を焼き満足感得ようとするのであれば、それは適切な支援とはいえない。 共依存は看護師患者関係において、パターナリズムとはまた別の物であるが、同じよう弊害がある。

※この「共依存」の解説は、「看護師・患者の関係性」の解説の一部です。
「共依存」を含む「看護師・患者の関係性」の記事については、「看護師・患者の関係性」の概要を参照ください。

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