看護職・介護職における共依存
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 01:48 UTC 版)
「共依存」の記事における「看護職・介護職における共依存」の解説
共依存傾向を持つ者は対人援助職に就くことが多い。看護・介護の現場においては、世話をされる者(患者)との関係で、強者(ケア提供者)・弱者(患者)の関係が発生する。その職務の遂行において、患者に対する共依存的行動が発揮されてしまうことがある。これは、ケア提供者の自己評価の低さを補うため、他者への世話をやくことで他者からの評価を求め、ケアが必要な人や被介護者に対して、無意識に献身的に世話を焼き、満足感を得ようとする、といったことに繋がってしまい、患者に害を与えかねない。また、「してやった」という思念を持っている医療者、看護職、介護職にも持ち合わせやすい。この場合は、自身の発言に自信や勇気などが欠如している場合でも一人称では話せないこともある。
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