ジルコニウムとは? わかりやすく解説

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ジルコニウム【zirconium】

読み方:じるこにうむ

チタン族元素の一。単体銀白色硬い金属粉末空気中で発火しやすい。熱中性子吸収金属最小なので原子炉材料に、また合金材料などにも用いられる元素記号Zr 原子番号40原子量91.22。


ジルコニウム


物質名
ジルコニウム
英語名
Zirconium
元素記号
Zr
原子番号
40
分子量
91.224
発見
1789年
原子半径(Å)
1.62
融点(℃)
1852
沸点(℃)
3578
密度(g/cm3
6.53
比熱(cal/g ℃)
0.066
イオン化エネルギー(eV)
6.84
電子親和力(eV)
0.5


ジルコニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 09:05 UTC 版)

ジルコニウムラテン語: zirconium[4] ラテン語発音: [zɪrˈkoː.ni.ʊ̃ˑ] ズィルコーニウム、英語発音: [zɜːɹˈkoʊniəm])は、原子番号40の元素元素記号Zrチタン族元素の1つ、遷移金属でもある。常温で安定な結晶構造は、六方最密充填構造 (HCP) のα型。862 ℃以上で体心立方構造 (BCC) のβ型へ転移する。比重は6.5、融点は1852 ℃。銀白色の金属で、常温でアルカリに対して安定。耐食性があり、空気中では酸化被膜ができ内部が侵されにくくなる。高温では、酸素窒素水素ハロゲンなどと反応して、多様な化合物を形成する。


  1. ^ Zirconium: zirconium(I) fluoride compound data”. OpenMOPAC.net. 2007年12月10日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ Magnetic susceptibility of the elements and inorganic compounds[リンク切れ], in Handbook of Chemistry and Physics 81st edition, CRC press.
  3. ^ Pritychenko, Boris; V. Tretyak. “Adopted Double Beta Decay Data”. National Nuclear Data Center. 2008年2月11日閲覧。
  4. ^ http://www.encyclo.co.uk/webster/Z/4 http://www.encyclo.co.uk/meaning-of-zirconium
  5. ^ a b c 桜井弘『元素111の新知識』講談社、1998年、200頁。ISBN 4-06-257192-7 
  6. ^ 希元素の鉱脈、発見される 昭和19年1月13日 毎日新聞(東京)『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p714 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  7. ^ 地理 統計要覧 2014年版 ISBN 9784817603821 P,96


「ジルコニウム」の続きの解説一覧

ジルコニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/05 08:40 UTC 版)

真空用材料」の記事における「ジルコニウム」の解説

ジルコニウムはゲッター用、真空管陽極の熱ふく射増加用、格子二次電子防止塗布材として用いられるガスに対して最も活性度の高い金属である。

※この「ジルコニウム」の解説は、「真空用材料」の解説の一部です。
「ジルコニウム」を含む「真空用材料」の記事については、「真空用材料」の概要を参照ください。

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ジルコニウム

出典:『Wiktionary』 (2021/08/28 14:20 UTC 版)

名詞

ジルコニウム

  1. 原子番号 40元素記号 Zr金属元素原子量91.22。単体は、常温常圧では銀白色固体

発音(?)

じ↗るこに↘うむ

翻訳


「ジルコニウム」の例文・使い方・用例・文例

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