ジルコニア式とは? わかりやすく解説

ジルコニア式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/29 04:50 UTC 版)

酸素濃度計」の記事における「ジルコニア式」の解説

メリット高速応答消耗品少なく操作が容易である。 デメリット可燃性ガス等に留意が必要である。 作動原理電解質溶液用いた一種濃淡電池で、イオン濃度差で電圧電極間に生じ現象応用する構造安定化ジルコニア円筒内外面に多孔質白金電極取り付けた単純な構造で、高温下での使用適する。作動するためには固体電解質機能する500以上に維持しなければならない500上の高温状態において固体電解質イオン導電性固体)の性質有する安定化ジルコニア選択的に酸素イオン(O−2)のみを通すので円筒固体電解質内外酸素濃度差があれば、還元反応により濃度の高い側の電極酸素分子(O2)は電子受け取り酸素イオン(O−2)になり、濃度の低い側の電極では酸化反応により酸素イオン(O−2)が電子渡して酸素分子(O2)に戻る。 高濃度側 O 2 + 4 e ⟶ 2 O 2 − {\displaystyle {\ce {O2 + 4e -> 2O2^-}}} (還元反応低濃度側 2 O 2 − ⟶ O 2 + 4 e {\displaystyle {\ce {2O2^- -> O2 + 4e}}} (酸化反応濃淡電池起電力溶液中のイオン活量との関係を示すネルンストの式流用した以下の式で起電力示される。 E:起電力[V] R:気体定数=8.3145[J・mol-1・K-1] T:絶対温度[K] n:反応含まれる電子数上記反応ではn=4) F:ファラデー定数=9.649×104[C・mol-1] PR基準ガス中の酸素濃度[%] PM:被測定ガス中の酸素濃度[%] のとき、 E = ( R T / n F )   l n   ( P R / P M ) {\displaystyle E=(RT/nF)\ ln\ (PR/PM)}

※この「ジルコニア式」の解説は、「酸素濃度計」の解説の一部です。
「ジルコニア式」を含む「酸素濃度計」の記事については、「酸素濃度計」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ジルコニア式」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジルコニア式」の関連用語

ジルコニア式のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジルコニア式のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの酸素濃度計 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS