PM
「PM」とは・「PM」の意味
「PM」は、複数の言葉の略称であり、使用する場面によって意味が変わる。一般的には、「午後」という意味で使われることが多い。午後を意味するラテン語「post meridian」を略してPMとなっていて、「P.M.」と表記することも少なくない。正午から24時までの12時間が、PMに該当する時間帯である。厳密には、深夜の0時は翌日の午前として扱われ、PMには含まれない。英語の表記の場合、PMは数字の後に付けるのが正しい。「午後3時」を表現する場合は、「3PM」となる。ただ、日本語の表現では、英語圏のルールは重要視されていないため、「PM3:00」や「PM3時」という風に表現しても特に問題ではない。しかし、PMが使用できるのは、あくまでも午前と午後を分ける場合に限られる。24時間表記の場合は使えないため、「PM15時」のような表記は日本語の表現でも間違いとされる。
また、粒子を意味する「particulate matter」の略称として、PMが使われることも多い。そして、PMは粒子の大きさの指標となっている。日本で知られているものとしては「PM2.5」が挙げられるが、これは直径が2.5μm以下の微粒子を指す。その他にも、直径が10μm以下のものを指すPM10がある。また、浮遊粒子状物質という言葉は、「SPM(suspended particulate matter」と略されることがある。
ビジネスシーンにおいては、PMは、「プロジェクトマネージャー(project manager)」の略称として使われる。主にIT業界で、プロジェクトの統括を担う職種である。IT業界では、何らかのシステムを開発する際に、プロジェクトを組むのが基本である。そのプロジェクトには、プログラマーやシステムエンジニアなど、大勢の人が関わる。その人たちに適切な仕事を割り振り、プロジェクトがスケジュール通りに進むようコントロールするのが、PMの仕事内容である。そして、より細かな働き方は、所属する企業やプロジェクトによって異なる。予算管理やクライアントとの交渉、プロジェクト終了後の検証なども、PMが担当することが多い。
不動産業界では、PMは「プロパティマネジメント(property management)」の略称として使われる。特定の不動産を管理する業務を指す言葉だ。賃貸物件の空室対策や破損した設備の修繕、日常的な清掃など、あらゆる管理を行う。そして、物件の価値を高めることが、PMの役割である。
建築業界では、PMは「プロジェクトマネジメント(project management)」の略称となり、PM方式という用語として使われる。建築プロジェクトにおいて、プロジェクトマネージャーが人材や予算など、あらゆることを管理しながら進めていく方式である。限られた予算内で、なおかつ工期内に完成させることを重視する場合に、PM方式が選ばれる。そして、建築の専門家が、技術面を重視しながら進めていく、CM(コンストラクションマネジメント)方式と対比するものとして扱われることが多い。
「PM」の熟語・言い回し
PM営業とは
「PM営業」は、ビジネスシーンにおいて、プロジェクトマネージャーであるPMと、営業を兼任する人を指す言葉だ。PMと営業は本来、別の役割を持ち、PMは開発を行う側である。ただ、その場合、営業と開発の間で、対立が発生する恐れがある。その対立を防ぐために、PMが営業を兼任する場合がある。また、プロジェクトに携われる人材が少ない場合も、PMが営業を兼任してPM営業になることがある。
役職PMとは
「役職PM」は、企業やプロジェクトにおける、役職としてのプロジェクトマネージャーのことである。PMは、役職ではなく、役割であると見なされることがある。そのため、役割ではなく、しっかりとした役職として認める場合に、役職PMという言葉が使われることがある。
AM PMとは
「AM PM」は、午前と午後の総称である。「AM」は、「午前」を意味する「ante meridian」の略だ。そして、「AM PM」は、アメリカ発のコンビニエンスストアの名前を指すことが多い。午前と午後の両方を名前に取り入れ、24時間営業であることを示している形だ。
PM
「pm」もしくは「PM」の意味
「pm」はさまざまな語の略称として用いられる。- 午後(Post Meridiem)
- プロジェクトマネジメント(Project Management)
- プロジェクトマネージャー(Project Manager)
- プロダクトマネージャー(Product Manager)
- ピコメートル(picometre)
- プライベートメッセージ(Private Message)
- プロメチウム(promethium)※希土類元素
- 等々
「pm」の意味
picometre(ピコメートル)としての意味
国際単位系における長さを表す単位で、記号は「pm」と表記する。その長さは10のマイナス12乗メートル、つまり、1兆分の1メートルだ。なお、1pm(ピコメートル)=0.001nm(ナノメートル)=0.01Å(オングストローム)、また、1pm(ピコメートル)=1000fm(フェムトメートル)とも表せる。ピコメートルが示す長さは非常に小さい。そのため、この単位が使われるシーンは限定されている。主に粒子物理学・量子物理学・化学・音響学などで使われる。例えば、原子の大きさや波長を表す際に用いられる。サンピエール島・ミクロン島におけるccTLDとしての意味
「pm」あるいは「.pm」とは、フランス領サンピエール島およびミクロン島(Saint Pierre et Miquelon)の国別コードトップレベルドメインを指す。この群島は、アメリカ大陸に残る7つのフランス領土の名残である。なお、「pm」と混同して「PM」あるいは「SPM」と表記されている場合がある。しかし、大文字で表記される場合は、ISO3166-1によって発行される国名コードを示す。alpha-2においては「PM」、alpha-3では「SPM」となる。どちらもサンピエール島およびミクロン島を示す。postmeridiem(午後)としての意味
英語における時刻表現の一種で、数字と組み合わせて午後の時刻を表す。「pm」「p.m.」「PM」「P.M.」とも表記する。時刻と組み合わせずに「pm」とだけ表記して、午後を表すこともある。「post meridiem」と表記すると、それはラテン語としての「午後」を表す。英語表記では「post」と「meridiem」を分けずに「postmeridiem」と記す。午後を示す「pm」は、語源が外国語によるものなので、その表記にならい一般的には小文字表記される。だが、大文字で記しても誤りではない。表記の際に「.(ピリオド)」が用いられることもある。これは「pm」が略字であるためだ。英語では通常、略字にはピリオドが用いられている。例えばNew York(ニューヨーク)なら「N.Y.」と記される。この例にならった場合「p.m.」と表記される。ただし、このピリオドは省いても誤りではない。文末に「p.m.」が用いられる場合は、ピリオドが二重にならないように「p.m」と記す。
また、「pm」は「3 pm」のように数字の後に記すのが正しい使い方である。日本では、「午後3時」など数字を後ろに書いて表記するのが一般的なため、「pm 3:00」などの表記も使われている。しかし、英語では不自然な表記となる。「pm」と数字の間のスペースについては表記の決まりはない。これらの表記法は午前を表す「antemeridiem(am)」でも同じである。なお、『「pm」とは・「pm」の意味』などと、日常の中で用いられる場合は、時刻を表す意味で使われていることがほとんどである。
「pm」の語源・由来
英語では一般的に略字表記は大文字で記述される。総じて小文字で「pm」と表記されている場合は、語源がラテン語などの外国語で、もともとの表記にならっていることが多い。以下ではそのような「pm」の語源・由来について記述する。picometre(ピコメートル)としての「pm」の語源・由来
「picometre」は、「pico」と「metre」という2つの言葉から成っている。それぞれ英語とは違う言語が語源である。「pico」はイタリア語の「piccolo」が由来だ。「小さな」という意味のこの言葉は、転じて多くのものに使われてきた。例えば楽器の最も小さいサイズで高域を担当するものは「piccolo」と呼ばれており、その種類にはピッコロヴァイオリン・ピッコロフルート・ピッコロチェロなどがある。なお、「pico」は1960年に国際単位系 (SI) における接頭辞として導入され、10のマイナス12乗(1兆分の1)の意味を持つようになった。「metre」と合わさることで長さの単位となる。
「metre」は、「ものさし」もしくは「測ること」を意味する古代ギリシア語の「μέτρον(メトロン)」が由来とされている。イタリアの科学者ティト・リビオ・ブラッティーニは、1675年に自らが著した「Misura Universale」の中で、「μέτρον καθολικόν(メトロン・カトリコン、普遍的測定単位)」という言葉を「metro cattolico」と記述した。その後「metro cattolico」はフランスで「mètre」と変化し、さらに英語で「metre」と記されるようになった。
「metre」は7つのSI基本単位の1つで、元々の定義は「地球の赤道と北極点の間の海抜ゼロにおける子午線弧長を 1/10000000 倍した長さ」である。1983年に変更があり、「1秒の 299792458 分の1の時間に光が真空中を伝わる長さ」と再定義された。現在はこの定義が使われている。
サンピエール島・ミクロン島としての「pm」の由来・語源
サンピエール島およびミクロン島は、首府をサンピエール島の「サン・ピエール」に置く、フランスの海外準県(COM、collectivités d'outre-mer)である。海外準県とは海外領土の一種で、ある程度の自治が認められている。そのためサンピエール島およびミクロン島は、地域としてccTLDの取得ができる立場にあった。そこでサンピエール島およびミクロン島はそれぞれの名前を元にして、地域ccTLD「pm」を登録した。サンピエール島およびミクロン島のそれぞれの名前の由来は以下の通りである。サンピエール島とは、北大西洋のカナダ東海岸、ニューファンドランド島の南側に位置する、25平方キロメートルほどの面積の島だ。サンピエール島について最初に記したのは、北アメリカ(カナダ)を探検したことで知られている、フランスのブルトン人探検家ジャック・カルティエ(Jacques Cartier)である。1536年、ジャック・カルティエはカナダへの2回目の探検行から、ブルターニュ公国のサン・マロへ帰る途中で、サンピエール島に上陸しこれを名づけた。サンピエール島の名前の由来となったのは、漁師の守護聖人として船乗りの信仰対象となっていた、聖ペテロ(仏語ではピエール)である。
ミクロン島はサンピエール島北西部にある205平方キロメートルの大きさの島で、サンピエール島と合わせてこの地域を構成している。歴史におけるミクロン島の初出は1579年に出版された書籍「バスク人船長マルティン・オヤルサバルの冒険の旅」による。このなかでミクロン島は「Micquelle」という名前で登場した。しかし、それはミクロン島の存在あるいは名前の語源を根拠づける、証拠としての力は強くはなかった。その後1625年には地図のなかで「Micklon」と記されている。1697年、ニューファンドランド島周辺を航海したバスク人船長マルティン・サピアンは、サンピエール島とともにミクロン島の存在について「Miquele Portu」という言葉で語り、その存在を裏付けた。
仮説ではあるが、ミクロン島の語源は大天使ミカエルの名前だとされている。大天使ミカエルは、カトリック教におけるバスク人の守護聖人だ。この説では「偉大なるミカエル」を意味するスペイン語「Miguelón」から影響を受けて、ミクロン島の名前やつづりは「Miguelon」となったと考えられている。その根拠の1つが、1697年のマルティン・サピアンが語った「Miquele Portu」という言葉だ。ただし、あくまでこれは仮説ではあり、ミクロン島の語源には諸説争いがある。
postmeridiem(午後)としての「pm」の由来・語源
「postmeridiem」は「post」と「meridiem」という2つのラテン語を語源とする言葉だ。英語で表記するなら「after midday」あるいは「after noon」となる。ラテン語における前置詞「post」は「あるところに置く」「配置する」あるいは「立てる」といった意味を持つ、対格を支配する言葉だ。対格とは動詞の表す動作あるいは作用や性質が働く対象のことである。「post」の言語イメージとしては、対格の「後ろ」、対格に「後れて」という意味を付加する。英語で示すところの「behind」と「after」の両方の意味を合わせた言葉といえるだろう。現在でもpostはさまざまな単語に残っている。例を挙げると、「postpone(延期する)」「postscript(追伸)」「postwar(戦後の)」などがある。
「meridiem」はラテン語で「子午線」あるいは「絶頂」を指す。「post meridiem」で子午線の後ろ、つまりは「午後」に転じたと考えられている。なお、英語で子午線を意味する言葉は「meridiem」でなく「meridian」である。また、午前を表す「antemeridiem」もラテン語の2つの言葉「ante」「meridiem」からなっている。「ante」は「post」とは逆で、「前に配置する」「前に」「前方の」といった意味を持つ。
ピー‐エム【P.M./p.m.】
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
ピー‐エム【PM】
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
PM
プロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトの実施に際して、期限や予算といった制約の中でプロジェクトを予定通りに完了するための、計画立案や実行管理の手法のことである。
近年のビジネスは、スピード化が進み、しかもワールドワイドに展開することが増えたため、企業経営における目標達成や、機能的な組織づくり、人材育成といった面からプロジェクトマネジメントが注目されるようになっている。特に、企業の経営を支えたり、業務を支援するITシステムはますます大規模化・複雑化し、その構築にプロジェクトマネジメントが欠かせないことから、ITベンダーやシステムインテグレータはこの手法を身に付けたプロジェクトマネージャの育成に努めている。
米国を拠点とするプロジェクトマネージャの組織であるPMIでは、プロジェクトマネジメントの知識体系を『PMBOK』と呼ばれる書籍にまとめていて、プロジェクトマネジメント手法のデファクトスタンダードとなっている。『PMBOK』では、プロジェクトを「統合」、「スコープ」、「タイム」、「コスト」、「品質」、「人的資源」、「コミュニケーション」、「リスク」、「調達」の要素に分類してそれぞれ管理することを提唱している。PMIでは、『PMBOK』に準拠した認定試験も実施していて、この資格を取得するとPMP(Project Management Professional)として認められる。
実際のビジネスでは、複数のプロジェクトが同時並行的に実施されるのが一般的であり、単独のプロジェクトを管理するのとはまた異なったノウハウが求められる。同時に進行している複数のプロジェクトを管理する手法のことをプログラムマネジメントと呼び、プロジェクトマネジメントの上に位置付けられている。
また、企業において、プロジェクトマネジメントやプログラムマネジメントを実施する組織・チームのことは、PMO(Project Management Office)、または、プロジェクトオフィスなどと呼ばれる。
【PM】(ぴーえむ)
TT33の後継として開発された、ソビエト連邦の半自動式拳銃。
通称マカロフピストル。
安全面で著しく不安な前任と違い、デコッカー兼用のセフティレバーがスライド部に装備されている。
弾薬もワルサーPP向けに開発した9mmウルトラ弾(9×18mm)をソ連向けにアレンジした低威力低反動の9x18マカロフ弾を使用し、ヨーロッパ的な、ごく平凡な小口径ダブルアクションオートマチックとして完成しているといえる。
ロシア連邦軍では既に退役済みだが、国境軍など他の部署、及び旧東側諸国では今も現役。
また近年、日本国内でも、所謂『ヤクザの拳銃』として使用されることが多く、コピー品含め相当数が押収されており、押収量もトカレフを抜いて1位になっている。
スペックデータ
口径:9×18mm
全長:161.5mm
銃身長:93.5mm
重量:730g
装弾数:8発+1
使用弾薬:9mmマカロフ弾
作動方式:ストレートブローバック
ライフリング:6条右回り
銃口初速:315m/s
有効射程:50m
バリエーション
PM
プロジェクトマネジメント【PM:Project Management】
プロパティマネジメント【PM:Property Management】
プロメチウム
プロメチウム
プロメチウムイオン(2+)
プロメチウムイオン(2+)
プロメチウムイオン(3+)
プロメチウムイオン(3+)
プロメチウムイオン(4+)
プロメチウムイオン(4+)
PM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/11 08:33 UTC 版)
PM、pm、p/mなど
- 1 PMとは
- 2 PMの概要
.pm
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/17 04:02 UTC 版)
.pmはフランス領サンピエール島・ミクロン島に割り当てられている国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)。このトップレベルドメインはAFNICによって管理・運営されているが、現在登録サービスは一時停止されている。
- 1 .pmとは
- 2 .pmの概要
PM(ピースメーカー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 16:56 UTC 版)
「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」の記事における「PM(ピースメーカー)」の解説
作品内では25年前に導入され、日本のユビキタス社会化を急速に発展させた、インターネット・音声通信・動画や写真の記録、本の閲覧等が可能な超小型情報端末。首輪と腕輪のセットで構成され、装着者の会話・行動・手の動きまで追跡(トレース)し、卑猥な言葉と行動(性的な行動はもとより、エロ絵の創作)を国家で監視するため、全国民に常時装着が義務化されている。腕輪にはスマートフォンと同じ機能も搭載されており、通話・ネット接続・撮影も可能(もちろん規制および監視されている)。表示はホログラム式である。
※この「PM(ピースメーカー)」の解説は、「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」の解説の一部です。
「PM(ピースメーカー)」を含む「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」の記事については、「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」の概要を参照ください。
「PM」の例文・使い方・用例・文例
- PM理論に基づいて、リーダーを育成する
- SPMという,大気中に浮遊する粒子状物質
- DPMという,大都市の中心部で運行する自動運転の軌道交通機関
- DPMという,自動運転の軌道交通機関用の車両
- 直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質,PM2.5の値が通常そこではとても高い。
- 旧正月の前夜には,PM2.5の値がペキンのいくつかの場所で1立方メートル当たり1000マイクログラムを超えた。
- この人工衛星は,世界中の天気予報の(精度)向上を目的とする多国籍計画「全球降水観測(GPM)ミッション」の主衛星である。
- この衛星は,宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した二周波降水レーダと,米国の航空宇宙局(NASA)が開発したGPMマイクロ波放射計が装備されている。
- GPMミッションで,この新しい衛星は他の衛星と協力して世界の雨と雪に関するデータを収集する。
- GPMのデータによって,地球上の水循環のメカニズムへの理解が深まると期待されている。
PMと同じ種類の言葉
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