小文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/03 18:30 UTC 版)
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小文字(こもじ、英: lower case、minuscule、small letter)は、ギリシア文字やそこから派生した文字体系で、文頭や固有名詞のはじめなど以外に使う小ぶりの字形の文字である。もともとこれらの文字では大文字だけを使って記述してきたが、筆記を簡単にするために、角を丸めたりした文字から小文字が作られ、大文字と、ひとつの文・単語の中で混在して用いられるようになった。
大文字・小文字の区別がある文字体系は、ギリシア文字・ラテン文字・キリル文字・アルメニア文字・デザレット文字などである。国際音声記号 (IPA) には小文字のみがある。
大文字に比べて副次的なイメージがあるが、実際には文章のほとんどは小文字で書かれる。大文字と小文字の使い分けについては大文字を参照のこと。
スモールキャピタルは、大文字と同じ字形で大きさがxハイト(小文字のxの高さ)の活字である。小文字と同様に使われるが、分野や用途によっては特別の意味があることがある。
大文字 | スモールキャピタル | 小文字 | |
---|---|---|---|
ラテン文字 | ABCDEZHKLM | abcdezhklm | abcdezhklm |
ギリシャ文字 | ΑΒΓΔΕΖΗΚΛΜ | αβγδεζηκλμ | αβγδεζηκλμ |
キリル文字 | АВГДЕЗИКЛМ | авгдезиклм | авгдезиклм |
ひらがな・カタカナで拗音・促音などを表す「ぁぃぅぇぉゕゖっゃゅょゎ」「ァィゥェォヵヶッャュョヮ」は「小書き(文字)」もしくは「捨て仮名」と呼ばれるが、これも小文字ということがある[1]。英語では small letter という。
脚注
関連項目
外部リンク
小文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 08:24 UTC 版)
高さ (height) の量記号 100倍を表すSI接頭辞ヘクト 時間(英: hour、仏: heure)を表す単位(小文字)。例:1h23 = 1時23分。 熱力学における比エンタルピーの意。 量子力学でプランク定数。 (h = 6.6260693(11)×10-34 J·s) 。 C言語のヘッダファイル(ライブラリ)の拡張子。例 "stdio.h" = 標準入出力のライブラリ hパラメータ、h行列。 フラクトゥールでリー環、とくにカルタン部分環 コクセター数
※この「小文字」の解説は、「H」の解説の一部です。
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小文字
「小文字」の例文・使い方・用例・文例
- 小文字
- 小文字のt
- 小文字のゼータは数学で関数を意味する。
- シフトキーが使えなかったので、彼女の手紙は全てが小文字で書かれている
- 植字工の活字ケースの下半分に保管された小文字(大文字でないもの)に関連した
- 小文字;a、b、cなど
- 小文字のa
- E・E・カミングスの詩はすべて小文字で書かれている
- 英語については、植字工は通常そのような2つの事象例がある、大文字を含んでいる大文字用植字ケースと小文字を含んでいる小文字用植字ケースがある
- ある言語において使用される大文字・小文字ケースに関する
- 小文字から大文字へ変換するタイプライターのキーボードの上のキー
- 7世紀と9世紀の間に、アンシアル字体から発達して、中世の原稿で使われる小文字の草書体文字
- 他の小文字を超えて伸びる背の高い小文字の一部
- 他の小文字の下部に延びる小文字の部分
- プリンタは、以前個別の場合に大文字と小文字のためにタイプを維持した。大文字は、タイプの場合の上部の半分で維持され、したがって、大文字の文字として知られるようになった。
- 大文字の形をしているが、小文字と同じ高さの文字
- 1つだけの大文字小文字の区別ある文字
- 他の小文字の上に広がる部分を持つ小文字
小文字と同じ種類の言葉
- 小文字のページへのリンク