フォールドケースと大文字小文字変換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 01:11 UTC 版)
「大文字と小文字」の記事における「フォールドケースと大文字小文字変換」の解説
コンピュータ用に開発された文字セットでは、大文字と小文字の各文字は別々の文字としてエンコードされている。大文字・小文字を変換するためには、同じ文字の大文字・小文字を表す2つの文字コードを紐付ける必要がある。 大文字・小文字を区別しない操作(ケース・インセンシティブ)は、大文字と小文字が一致するように文字コード表を折りたたむ(fold)という考えから、フォールドケース(fold case)ともいう。文字列の大文字・小文字の変換は、例えば大文字・小文字を同一視した比較を行うなど、コンピュータアプリケーションでは一般的に行われている。多くの高水準プログラミング言語は、少なくともASCII文字セットについては、大文字小文字変換のための簡単なメソッドを提供している。 大文字と小文字を等価として扱うかどうかは、コンピュータシステムや場合によって異なる。例えば、ユーザのパスワードは、より多様性を持たせ、破られにくくするために、一般的には大文字と小文字が区別される。一方、キーワード検索を行う際に大文字と小文字を区別すると、検索結果が絞り込まれすぎてしまう可能性があるため、一般には同一視される。
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