判型
別名:判形
【英】paper size
判型とは、書籍や雑誌、新聞などの印刷物の仕上がりのサイズのこと、あるいは、用紙のサイズのことである。
判型は、主にA判とB判に分けられる。JIS規格では、A判がA0判~A10判、B判はB0判~B10判まで、それぞれ11種類の判型に分けられている。A0判を半分に折ったサイズがA1判、A1判を半分に折ったサイズがA2判となる。B判も同様に、B0判を半分に折ったものがB1判、B1判を半分に折ったものがB2判となる。
一般的には、A5判(210×148mm)やB5判(257×182mm)などの判型が多く用いられている。週刊誌などの雑誌はB5判、ビジネス書はA5判サイズである。
判型は、日本国内では、1929年にJIS規格の前身であるJESの「紙の仕上げ寸法」により策定された。なお、A判やB判といった判型の他のサイズ規格としては、四六判、菊判などを挙げることができる。
参照リンク
紙の寸法・規格を調べるには - (国立国会図書館・レファレンス共同データベース)
判型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/26 10:22 UTC 版)
判型(はんがた、はんけい、判形とも表記)とは、書籍・雑誌・新聞・印刷物の仕上がりサイズを指し、厚みを除く短辺・長辺の寸法で規定される。一般的なB判は日本工業規格、A判は国際規格で、共に短辺:長辺が1:√2(≒1.414)となる白銀比で構成され、判型数が一つ上がるごとにその下の判型の紙を半分に裁断したものになる。例えば、B1判は728×1030で、B2判は515×728、A3判は297×420で、A4判は210×297となる。
同じ判型でも「105×148mm」「A6判」「文庫判」といった別称があり、後者になるほど類似物を含む広い意味で使われる。たとえば、「B6判」に四六判も含める場合もある(『出版年鑑』など)。
寸法
注:断りが無い限り、寸法の単位はmm、表記は短辺×長辺とする
A判
- A0判 - 841×1189 ※ポスターなど
- A1判 - 594×841 ※ポスターなど
- A2判 - 420×594 ※ポスターなど
- A3判 - 297×420 ※ポスターなど
- A4判 - 210×297 ※写真集・美術全集など
- A5判 - 148×210 ※文芸誌・教科書
- A6判 - 105×148 ※文庫
B判
- B0判 - 1030×1456 ※ポスターなど
- B1判 - 728×1030 ※ポスターなど
- B2判 - 515×728 ※ポスターなど
- B3判 - 364×515 ※中吊り広告など
- B4判 - 257×364 ※画集、グラフ誌など
- B5判 - 182×257 ※週刊誌
- B6判 - 128×182 ※単行本
- 小B6判 - 112×174 ※少年・少女誌の漫画単行本
その他
- 菊倍判 - 218×304、227×304
- マガジンサイズ - 232×297 ※「A4変形」とも ※女性誌、デザイン誌等
- 国際判 - 215.9×279.4(81/2×11インチ) ※「A4変形」とも
- AB判 - 210×257 ※A5判長辺とB5判長辺から
- 重箱版 - 182×206 ※絵本
- 菊判 - 152×218、152×227 ※学術書等の単行本
- 四六判 - 127×188 ※文芸書等の単行本
- B40判 - 103×182 ※新書判。105×173の場合も
- ポケット・ブック版 - 106×184 ※ハヤカワ・ポケット・ミステリで使われている
- 三五判 - 84×148 ※三寸・五寸の略
- 八折り判
- HL判
新聞
![](http://cdn.weblio.jp/e7/redirect?dictCode=WKPJA&url=https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2Fthumb%2Fe%2Fe5%2FComparison_newspaper_size.svg%2F200px-Comparison_newspaper_size.svg.png)
- 国際的な判型
- ブロードシート判 - 375×600
- ノルディッシュ判 - 400×570
- レニッシュ判 - 350×510、350×520、360×530
- スイス判(NZZ判) - 320×475
- ベルリナー判 - 315×470
- タブロイド・エクストラ判 - 305×455(12×18インチ)
- ハーフ・スイス判 - 240×330(91/2×13インチ)
- ハーフ・ベルリナー判 - 230〜240×310〜320(9〜91/4×121/4〜121/2インチ)
- ハーフレニッシュ判 - 255〜265×365〜370(10〜101/2×141/2インチ)、260×325(101/4×123/4インチ)
- ハーフ・ブロードシート判 - 300×375(12×143/4インチ)
- タブロイド判(ハーフ・ブロードシート判、ノルディック・ハーフ判) - 小判:235×315(91/4×121/2インチ)、大判:285×400(111/4×153/4インチ) ※日本国内判(273×406)はサイズが異なる。
- 日本固有の判型
- このほかオフセット枚葉機による印刷を行っている中・小規模地域紙では、ブランケット判代用としてJIS B3判(364×515)を、タブロイド判代用としてJIS B4判(257×364)を用いる例が見られる。
注釈・出典
関連項目
判型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 13:51 UTC 版)
新聞は、その用紙のサイズ(判型)によってもいくつかに分類される。基本的には大型と小型の判型に二分され、大型のものにはイギリスの一般紙で広く使用されるブロードシート判 (375mm×600mm)や、日本独自の判型でほとんどの国内一般紙が採用しているブランケット判(406mm×545mm)など、いくつかの判型がある。小型の判型で最も多く使用されるものはタブロイド版(235×315mmまたは285×400mm)である。タブロイド版はイギリスをはじめとして大衆紙が多く採用しているため、転じて大衆紙のことをタブロイドともいう。日本でも、夕刊フジや日刊ゲンダイのような夕刊スポーツ紙はタブロイド判を採用しているところもある。このほか、この2つの中間に位置するベルリナー判(315mm×470mm)を採用する新聞社も多い。
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