八折り判とは? わかりやすく解説

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八折り判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/10 21:45 UTC 版)

八折り判(やつおりばん、オクターヴォ、Octavo8vo)とは、書籍の体裁を示す用語のひとつで、複数ページが印刷された全紙を折って作られる特定の判型を言う。これらの折られたものをまとめることで中本が構成される。八折り判は、16ページが印刷され、3回の折によって8枚の紙葉となる。すなわち、いちいちの紙葉は、もともとの全紙の八分の一のおおきさである。同様に二折り判(フォリオ)や四折り判(クォート)などがよく知られる。八折り判という語は、縦24〜30 cmの「おおきさ」の本を記すのにも用いられることがあり、このときはどのような様態で印刷されたか問題としない。


  1. ^ Ronald B. McKerrow, An Introduction to Bibliography for Literary Students, Oxford 1927 and later eds., p. 28.
  2. ^ British Library, Incunabula Short Title Catalogue, entry for the 1454 Turkish Calendar.
  3. ^ Margaret Bingham Stillwell, The Beginning of the World of Books, 1450-1470, Bibliographical Society of America, New York, 1972, p. 6。6葉の小冊子とのみ書かれ、判型は記載されていない。
  4. ^ British Library, Incunabula Short Title Catalogue search for octavos, sorted by year
  5. ^ Search of Incunabula Short Title Catalog for imprints before 1501, sorted by date. 2009年7月12日検索。
  6. ^ British Library, Incunabula Short Title Catalogue, search for imprints before 1501 and format as "8vo", sorted by date. 2009年7月12日検索。
  7. ^ Martin Lowry, The World of Aldus Manutius, Cornell University Press, 1979, pp. 137-167.


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