八放サンゴ亜綱とは? わかりやすく解説

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八放サンゴ亜綱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/26 01:28 UTC 版)

八放サンゴ亜綱
ウミトサカ属の一種 Alcyonium palmatum
分類
: 動物界 Animalia
: 刺胞動物門 Cnidaria
: 花虫綱 Anthozoa
亜綱 : 八放サンゴ亜綱 Octocorallia
学名
Octocorallia
Haeckel1866

八放サンゴ亜綱(八放珊瑚亜綱、Octocorallia、オクトコラリア亜綱)は、刺胞動物花虫綱に属する一分類群である[1]ポリプの胃腔(腔腸)の隔壁数や触手数が8となる[2]

分類

3500種以上を含む。かつて八放サンゴ亜綱はウミトサカ目 (Alcyonacea)、ウミエラ目 (Pennatulacea)、アオサンゴ目 (Helioporacea) の3目に分けられており、形態的に特殊なアオサンゴ目(造礁サンゴとなる)、ウミエラ目(砂泥底に生息する)を除いた全ての種がウミトサカ目に分類されていた。しかし分子系統解析によりウミトサカ目は側系統群であることが分かり、八放サンゴ亜綱全体がMalacalcyonaceaScleralcyonaceaの2目に再分類された[3]

以下、和名はBISMaL[4]による。

Malacalcyonacea

骨格が石灰化しない種が多い。最初に分岐したウミヅタ科と8つのクレードから構成される。

Scleralcyonacea

多くの種が石灰化した骨格を持つ。最初に分岐したハナゴケ科と4つのクレードから構成される。

脚注

  1. ^ 世界大百科事典第2版. “八放サンゴ亜綱”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年9月24日閲覧。
  2. ^ デジタル大辞泉. “八放珊瑚”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年9月24日閲覧。
  3. ^ McFadden, Catherine S., Leen P. van Ofwegen, and Andrea M. Quattrini (2022). “Revisionary systematics of Octocorallia (Cnidaria: Anthozoa) guided by phylogenomics”. Bulletin of the Society of Systematic Biologists 1 (3). doi:10.18061/bssb.v1i3.8735. 
  4. ^ Alcyonacea in BISMaL”. 2023年4月26日閲覧。



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