判型についてとは? わかりやすく解説

判型について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 15:09 UTC 版)

ログインテーブルトークRPGシリーズ」の記事における「判型について」の解説

ログインテーブルトークRPGシリーズログアウトテーブルトークRPGシリーズ)はその開設時点から現在まで比較大きめ書籍タイプ商品供給行っている。2011年現在ではB5判ソフトカバーでの供給主流であり、一部リプレイルールブックにA5単行本サイズ採用されている。また、石田ヒロユキイラスト集 フライング・カラーズ』などA4判商品少数ながら存在する。なお、アスペクトエンターブレイン文庫本サイズTRPGリプレイ数多く出版しているが、それらはログインテーブルトークRPGシリーズログアウトテーブルトークRPGシリーズ)のレーベル名がつけられず、ログアウト冒険文庫ファミ通文庫レーベルから出版されている。 レーベル開設当時TRPG業界では「重いルールゲームや道具多く使うゲームボックス判で玩具流通行い、軽いルールゲーム文庫判書店流通を行う」というのが常識であったため、ログアウトテーブルトークRPGシリーズの「書籍タイプ」へのこだわりは珍しい部類であったと言える大判書籍タイプへのこだわりは、創刊当時中途半端という印象ユーザーにもたれがちだった。3000円 - 4000程度価格帯「本」を買わされるというのに違和感を持つユーザー多かったのである価格帯ボックス判のゲームより2割程度安いだけで、書籍と言うカテゴリの中ではかなり高いものであった)。また、専用カード数十使われるようなゲームでも強引に書籍ルールブック封入し販売しており、あげくにマスタースクリーンまで書籍ルールブック封入していた。ここについても「そこまでするならボックス版にしてコンポーネントをもっと凝ったものにするべきでは」という印象ユーザーにもたれがちだった。 しかし、この大判書籍タイプという形態は後に来る「冬の時代」で真価を発揮することになる。 1990年代後半日本テーブルトークRPG市場様々な理由により急激に減退した。これを俗にテーブルトークRPG冬の時代」と呼ぶ。「冬の時代においては文庫による薄利多売メインにしていた角川書店角川スニーカーG文庫)や富士見書房富士見ドラゴンブック)は出版点数大きく減少してしまい、ボックス版が中心であったホビージャパン通常書籍違って返品利かない製品ばかりであったことかた販売店から敬遠され一時的にTRPG市場から撤退せざるを得なかった。しかし、ログインテーブルトークRPGシリーズログアウトテーブルトークRPGシリーズ)はこの時代逆に活路見出す学術書同じような形で"高額小部数の書籍”としてTRPG出版を行うことでコアユーザー相手安定した商売行えたのだ。この結果2000年代入って冬が明けた頃にはエンターブレイン日本テーブルトークRPG市場では最有力企業一つになった冬の時代明けてからは多く出版社TRPG出版再開もしくは新規に始めだしたが、ログアウトテーブルトークRPGシリーズ開拓したB5判書籍ソフトカバー」の形態日本テーブルトークRPG市場ではスタンダードになり、現在では多く出版社がこの形態ゲーム出している。 なお、海外でもテーブルトークRPGシリーズ主流書籍タイプ移っているがスタンダードA4判である。B判日本独自判型であるためである(海外B判とは大きさ異なる)。

※この「判型について」の解説は、「ログインテーブルトークRPGシリーズ」の解説の一部です。
「判型について」を含む「ログインテーブルトークRPGシリーズ」の記事については、「ログインテーブルトークRPGシリーズ」の概要を参照ください。

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