.ioとは? わかりやすく解説

アイ‐オー【I/O】

読み方:あいおー

input/output入出力。特に、コンピューター入出力装置


イオ【Iō】


イオ【Io】


I/O [in/out]

入出力のこと。

入出力

読み方にゅうしゅつりょく
別名:I/O,入力・出力インプット・アウトプット
【英】Input-Output

入出力とは、情報処理において計算機情報データ入れること(入力)、および、計算機から情報を出すこと(出力)を総称した語である。

入出力の語は、さまざまな情報入力・出力について用いられる。特にコンピュータ周辺機器装置との間でデータの入出力を行う場合接点となる端子などの規格入出力インターフェースという。

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IOラジカル

分子式IO
その他の名称(Iodooxy)radical、IO radical、IOラジカル
体系名:(ヨードオキシ)ラジカル


.io

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/09 15:40 UTC 版)

.io
施行 1997年
TLDの種類 国別コードトップレベルドメイン
現在の状態 利用可
管理団体 NIC.IO(インターネット・コンピュータ・ビューロー英語版が運営)
後援組織 IO Top Level Domain Registry(ケーブル・アンド・ワイヤレス
利用地域  イギリス領インド洋地域に関係する団体・個人
使用状況 イギリス領インド洋地域に関係するサイトはほとんどない。スタートアップ企業でよく使われている。
登録の制限 第2レベルには制限がはない。第3レベルへの登録はイギリス領インド洋地域に居住していることが条件。
階層構造 登録は第2レベルドメインに直接か、第2レベルドメインの下の第3レベルに行われる。
関連文書 Terms & Conditions; Rules
紛争解決方針 Dispute Resolution Policy
ウェブサイト NIC.IO
DNSSEC 有効
テンプレートを表示

.io国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)の一つであり、イギリス領インド洋地域(British Indian Ocean Territory)に割り当てられている[1]

.ioドメインは、イギリスに本拠地を置くレジストリであるインターネット・コンピュータ・ビューロー英語版によって管理されている[2]

Googleの広告ターゲティングでは、.ioをジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)として扱っている。その理由として、「ユーザやウェブマスタが、(このドメインを)ccTLDというよりもgTLDとして見ることが多いから」としている[3]

歴史

.ioドメインは1997年に導入された。最初に取得されたサブドメインは、1998年にリーバイ・ストラウスが取得したlevi.ioである[4]

仕様

.ioドメインのサブドメインで使用できる文字は英数字ハイフンのみであり、長さは3文字以上63文字以内でなければならない。ドメイン名の最初と最後にハイフンを使用することはできず、2文字以上連続したハイフンを使用することもできない。ドメイン名全体で253文字を超えることはできない[5]

管理

ドメイン名を管理する権利は、Internet Assigned Numbers Authority(IANA)によって承認された組織に与えられている。.ioドメインはインターネット・コンピュータ・ビューロー(ICB)が管理している。このレジストリはイギリスの会社で、NIC.IOの名称で.ioドメインの管理を行っている。同社はまた、セントヘレナ島.shドメイン、アセンション島.acドメインを販売する権利も持っている[6]

登録と制限

.ioドメインは、個人や組織が登録することができる。

.ioドメインの登録申請者は、イギリス領インド洋地域に居住または登記している必要はない。ただし、"xyz.com.io"のような第3レベルドメインは、イギリス領インド洋地域の住民のみ登録することができる(イギリス領インド洋地域には合法的な永住者がいないため、理論上は第3レベルドメインは登録されない)。NIC.IOで使用している第2レベルドメインやトップレベルドメインは、第3レベルドメインとして使用することはできない。例えば、"com.com.io"、"org.com.io"、"biz.com.io"は全て制限されている[7]

.ioのドメイン名は、性的な目的や、いかなる国の法律に違反する目的で使用してはならない。この要件に違反した場合、NIC.IOは違反した登録を直ちに無効化する権利を有する[8]

.ioドメインの登録期間は、最低1年、最長5年である[9]

.ioのドメイン名の登録料は、他のTLDよりも価格が高い。2019年9月29日現在、利用可能な.ioドメインの登録には年間90米ドルがかかる[8]

利用

.ioドメインは、イギリス領インド洋地域と関係のあるサイトでの利用はごくわずかである。

計算機科学では、"IO"または"I/O"は一般的に入出力(input/output)の略語として使用されているため、.ioドメインは技術に関連するサービスでよく使用される。.ioドメインは、オープンソースプロジェクト、APIスタートアップ企業、コンピュータゲーム、およびその他のオンラインサービスによく使用されている[10][11]。2013年4月にGitHubはプロジェクトページの全ドメインを「github.io」に移行した[12]

また、"io"で終わる英語の単語が多数あることから、ドメインハックにも使われている。例えば、マルコ・ルビオ2016年アメリカ合衆国大統領共和党予備選挙に副大統領候補として出馬したときに、短縮URL用にRub.ioを取得した。

"io"はイタリア語の一人称単数代名詞(「私」)であり、このドメインは個人のウェブサイト用に適したものとなっている。エスペラントでは、"io"は断言的な実存不定代名詞(英語の"something")である。

多人数参加型オンラインゲーム英語版Agar.ioの成功により、同様のMMOゲームが多数生まれたが、それらのほとんどが.ioドメインを使用している(Diep.ioSurviv.ioHole.ioSlither.ioなど)。

論争

ギガオム英語版でのICBのポール・ケイン会長に対するインタビューによると、ドメイン名レジストリは、その利益の一部を、イギリス領インド洋地域の管理のためにイギリス政府に提供することが義務付けられている[13]

後の取材で、イギリス政府は.ioドメインの販売による資金の受け取りを否定し、イギリス政府によって強制的に追い出された元住民であるチャゴシアン人英語版と利益を共有することはできないと主張した[14][15]

脚注

  1. ^ IDN Code Points Policy for the .IO Top Level Domain, NIC.IO, オリジナルの2005-12-18時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20051218074147/http://www.nic.io/IO-IDN-Policy.pdf 2005年12月11日閲覧。 
  2. ^ IANA — .io Domain Delegation Data”. iana.org. 2020年4月19日閲覧。
  3. ^ Managing multi-regional and multilingual sites”. 5 Oct 2019閲覧。
  4. ^ whois-search.com - domain name search - Whois Search”. 2017年12月31日閲覧。
  5. ^ RFC 1035, Domain names--Implementation and specification, P. Mockapetris (Nov 1987)
  6. ^ Internet Computer Bureau”. 2020年4月19日閲覧。
  7. ^ RULES for the .IO Domain and Sub-Domains”. 2005年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2005年7月30日閲覧。
  8. ^ a b NIC.IO - The Indian Ocean .IO Domain Registry and Network Information Centre”. nic.io. 2020年4月19日閲覧。
  9. ^ .IO Domain Name Registration price list”. nic.io. 2017年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月2日閲覧。
  10. ^ Beattie, Russell (2013年2月12日). “The rise of .io domains for well crafted web services”. 2014年4月24日閲覧。 “There's lots of open source projects (Redis, Brackets, Launcher), a few mobile-app landing pages (Avocado, X-Ray), a ton of new web apps and services, several conference pages (Lightning, Renaissance, Resonate) and a few older companies or organizations who've changed their name to take advantage of a cleaner .io name.”
  11. ^ “IO Domains in Alexa Top 1 Million.”. http://techslides.com/io-domains-in-alexa-top-1-million 27 May 2015閲覧。 
  12. ^ GitHub、プロジェクトページの全ドメインを「github.io」に移行
  13. ^ David Meyer (2014年6月30日). “The dark side of .io: How the U.K. is making web domain profits from a shady Cold War land deal”. gigaom.com. 2020年4月19日閲覧。
  14. ^ House of Lords Summer Recess 2014 Written Answers and Statements”. parliament.uk (2014年8月11日). 2019年4月4日閲覧。
  15. ^ David Meyer (2014年7月11日). “UK government denies receiving .io domain profits”. gigaom.com. 2020年4月19日閲覧。

外部リンク


I/O

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 07:20 UTC 版)

I/O(アイオー)




「I/O」の続きの解説一覧

IO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/26 16:18 UTC 版)

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IO, io

関連項目



I/O

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 06:08 UTC 版)

吉崎武」の記事における「I/O」の解説

1976年11月西和彦郡司明郎塚本慶一郎、星正明を誘い、初のマイコン雑誌『I/O』を創刊その際投稿者として吉崎参加

※この「I/O」の解説は、「吉崎武」の解説の一部です。
「I/O」を含む「吉崎武」の記事については、「吉崎武」の概要を参照ください。


I/O

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/23 16:56 UTC 版)

Super A'Can」の記事における「I/O」の解説

コントロールパッド : フロント部分に9-pin D-sub x2(メガドライブコントロールパッドと同じ形だが互換性は無い) RCA端子 周辺機器接続端子が無いが、メガドライブスーパー32Xのような周辺機器発売予定してたらしい

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I/O

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 17:33 UTC 版)

PlayStation 2」の記事における「I/O」の解説

USBIEEE 1394 (i.LINK) 端子PCカードポートといったパソコンと同じインターフェース備える。USB端子キーボードUSBマイク利用したゲームなど使用された。逆にUSB端子以外の使用頻度が低い端子は、本体の型番が上がるにつれ削除されていった(#各モデル比較参照)。

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I/O

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 23:49 UTC 版)

LOGO」の記事における「I/O」の解説

コマンドウィンドウ(出力ストリーム)にテキスト書き込むには print コマンド使い、グラフィックスウィンドウにテキスト出力するには label コマンド使用するキーボードからの通常の入力ストリームから入力受け付けコマンドとして、readlist、readword、readchar がある。入力ストリームディスク上のファイルなどから入力するよう切り換えることができる。同様に出力リダイレクト可能である。

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I/O

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/18 08:53 UTC 版)

ブラックマジックデザイン」の記事における「I/O」の解説

DeckLink 4K Extreme 12G:PCI Express対応I/Oボード。 DeckLink 4K Pro DeckLink 4K Extreme DeckLink Studio 4K DeckLink SDI 4K UltraStudio 4K ExtremeThunderbolt及びPCI Express対応I/Oボード4K60pに対応。 UltraStudio 4KThunderbolt対応I/Oボード4K30pに対応。

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I/O

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 22:55 UTC 版)

3DCGソフトウェア」の記事における「I/O」の解説

多く3Dソフトウェアは、3Dマウス(6軸コントローラ)に対応しているまた、多くスカルプト3Dペイントソフトは、タブレット筆圧感知対応しているMIDIデバイス標準対応しているソフトウェア存在する (3ds MaxSoftimage、MotionBuilder、HoudiniMIDI In CHOPなど)。

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IO(イオ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 16:17 UTC 版)

KANDYTOWN」の記事における「IO(イオ)」の解説

MCFilm DirectorBANKROLL音楽のみならず映像制作チームTAXi FILMSメンバーであり、更にArt Directorとして様々な作品手掛けるモデルとしても国内外様々なブランドショー広告登場

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I・O

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 07:47 UTC 版)

第三世界の長井」の記事における「I・O」の解説

帽子被った少年実質的な主人公正確な名は不明音那からは「ショウ」と呼ばれているが本人否定している)だが、第2巻からはI・Oの名前が出始める。長井監視する任務負っており、その滅茶苦茶な行動や周囲現象驚いたりツッコんだりする。(この作品世界の、以前の)「神」であったが、終わり見えているこの世界放棄したという。

※この「I・O」の解説は、「第三世界の長井」の解説の一部です。
「I・O」を含む「第三世界の長井」の記事については、「第三世界の長井」の概要を参照ください。

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