六方最密充填とは? わかりやすく解説

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ろっぽう‐さいみつじゅうてん〔ロクパウ‐〕【六方最密充塡】

読み方:ろっぽうさいみつじゅうてん

最密充塡構造の一。同じ大きさの球の列を重ねるとき、1層目のすきまの上にはまるように2層目を置き、3層目が初層の真上にくるもの。各球の中心格子点とすると六方晶系格子となる。


六方最密充填構造

(六方最密充填 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/28 02:48 UTC 版)

六方最密充填構造の模式図。左下図が単位格子を示す。
六方最密充填構造と面心立方格子構造
六方最密充填構造と面心立方格子構造

六方最密充填構造(ろっぽうさいみつじゅうてんこうぞう、hexagonal close-packed, hcp)とは、結晶構造の一種である。学術用語では、稠密六方格子構造(ちゅうみつろっぽうこうしこうぞう)、または単に六方格子構造などと呼ばれる。

六方最密充填構造は一般に正六角柱で表し、この正六角柱の上面および底面の各角および中心と、六角柱の内部で高さ 1/2 のところに 3 つの原子が存在する。底面の中心に位置する原子は、底面の角の 6 原子および上下の各 3 原子(計 12 原子)と接しており、最密充填構造となっている。また、原子の最稠密面をABAB…(A, Bは原子の位置の種類を示す)の順に重ねた構造と表現することもできる。充填率は立方最密充填構造面心立方格子構造)と等しいが、別の構造である。

概要


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