体積弾性率とは? わかりやすく解説

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たいせき‐だんせいりつ【体積弾性率】

読み方:たいせきだんせいりつ

圧縮率逆数容積弾性率


体積弾性率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 00:15 UTC 版)

圧縮率」の記事における「体積弾性率」の解説

圧縮率逆数を体積弾性率(Bulk modulus、または体積弾性係数)といい、 K = 1 κ = − V ∂ p ∂ V {\displaystyle K={\frac {1}{\kappa }}=-V{\frac {\partial p}{\partial V}}} で定義される。体積弾性率の記号は、K や B で表されることが多い。 等温体積弾性率は、ヘルムホルツエネルギー F(T, V) を用いると、 K T = V ( ∂ 2 F ( T , V ) ∂ V 2 ) T {\displaystyle K_{T}=V\left({\frac {\partial ^{2}F(T,V)}{\partial V^{2}}}\right)_{T}} と表すことができる。断熱体積弾性率は、内部エネルギー U(S, V) を用いると、 K S = V ( ∂ 2 U ( S , V ) ∂ V 2 ) S {\displaystyle K_{S}=V\left({\frac {\partial ^{2}U(S,V)}{\partial V^{2}}}\right)_{S}} と表すことができる。 体積弾性率と硬さには相関があり、体積弾性率が大き場合その物質は硬い場合が多い。窒化炭素立方晶窒化炭素やβ-C3N4など)は、ダイヤモンドより大きな体積弾性率を持つことが理論計算から予測されており、ダイヤモンドより硬い可能性指摘されている(2004年現在、まだ実験検証されていない)。単層カーボンナノチューブ常温加圧し物質超硬度ナノチューブ相、SP-SWCNT)がダイヤモンドより大きい体積弾性率を持つことが確認されている。

※この「体積弾性率」の解説は、「圧縮率」の解説の一部です。
「体積弾性率」を含む「圧縮率」の記事については、「圧縮率」の概要を参照ください。

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