ようそ‐かびんしょう〔エウソクワビンシヤウ〕【▽沃素過敏症】
ヨウ素過敏症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 08:47 UTC 版)
ヨウ素に対して起こるアレルギー反応である。発熱、関節痛、浮腫、蕁麻疹様皮疹を生じ、重篤な場合ショック症状を起こすことがある(アナフィラキシーショックを参照)。一方、医療現場でCT検査の際に使用されるヨード含有造影剤によるアレルギー反応・手指消毒剤のポビドンヨードによる接触性のアレルギー性皮膚炎・魚介類(通常ヨウ素を含んでいる)の経口摂取によるアレルギーなどは、ヨウ化カリウム(ヨウ素剤の成分)とは関係ない別の反応であり、チェルノブイリ原子力発電所事故の際のヨウ化カリウム予防内服の報告等でも、ヨウ化カリウム内服後のアナフィラキシーショックの報告は無い、と主張する論文があり、適切に内服する限りは非常にまれな副作用の可能性がある。
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