アレスとは? わかりやすく解説

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オートモ号車

三菱財閥重役豊川良平長男順弥は子供の頃から、機械いじり、機械工作が大好きで、26歳の頃、辻啓と共に白揚社を設立する。また発明好きでジャイロによる船の自動操舵特許取りアメリカ渡り有名なスペリー社との交渉始める。 一方自動車にも関心深く2年間の滞在中に大学にも出入りをし、自動車技術だけでなく、工場経営機械工作も学ぶ。 大正6年(1917年)に機械輸入業も始め蒔田司を指導し自動車設計と製作始める。 その製品第1号がアレス号であり、小型化したものオートモ号である。 当初空冷、後に水冷エンジンとしており、アレス号は小型から中型オートモ号小型のみである。 水冷エンジンオートモ号トヨタ博物館レストアされ展示されている。

保管場所:トヨタ博物館 (〒480-1131 愛知県愛知郡長久手町大字長湫横道41100号)

製作(製造)年:1923

製作者(社):白楊社,豊川 順弥

資料種類:量産車

現状:展示(動態)・公開

車名 / 製作
車名:オートモ(アレス)

モデル名:(M)

会社名:白揚社

製作年:1923(1926)

設計者:豊川順弥

協力者:池永 羆

車種用途:小型乗用

実車所在/模型:トヨタ博物館

型式 / 重量
スタイル:フェートン

ドア:2ドア

乗員:4(5)

車両重量:450(600)kg

エピソード:オートモ:230台、アレス:500台製作

車体 / 寸法
構造:木骨鋼板

バンパー:なし

ステップ:あり

全長:3030(3600)mm

全幅:1210(1300)mm

全高:1300(1600)mm

タイヤサイズ:3.50-20(26)

特徴:手造り板金ボディ

車体 / 車軸 /
操縦 / 付属
フレーム:鋼板梯子

前軸:リジッド、1/2リーフ縦置

後軸:リジッドリーフ縦置

軸距:2200(2600)mm

トレッド×後トレッド:1010(1100)mm

車高調:なし

ステアリング:ハンドル

ダンパー:なし

スタビライザー:なし

走行安定装置:なし

機関 / 寸法 /
出力
冷却/気筒配列:(水)/直列4

機構:OHV(SV)

気化器:ゼブラ

内程×行程:59×86(70×115)mm

排気量:945(1770)cc

点火:沢藤マグネト

最高出力/回転数:9/12HP/2600rpm(12/20HP/2600rpm)

排気浄化:消音マフラーのみ

過給機:なし

可変システム:点火時期手動

特徴:OHV第1号エンジン 始:空冷冷却ファン付 後:水冷変更

ハイブリッド
ハイブリッドシステム形式:なし

駆動系
変速機:MT3

駆動方式:FR

性能
モード燃費:-

参考文献:三栄書房国産自動車100年の執跡(1978年)、トヨタ博物館資料

その他事項:シャシー重量:400(500)kg;前照灯:電灯式;ワイパー:なし;ウォッシャ:なし;足ブレーキ:後2輪ドラム;手ブレーキ:センター・バンド式;燃料噴射:なし;比出力:10.2(12.5)HP/L;最高速度:60(80)km/h;


アレス


宇宙ステーション宇宙飛行士運び、月や火星にまで到達可能なロケットとして開発されているのが、NASA次世代ロケット「アレス(ARES)」です。
アレスにはアレスIARES I)とアレスVARES V)の2種類あります。共に2段式でアレスI宇宙船オリオン国際宇宙ステーションに運ぶロケットです。
アレスIの1段目は固体ロケットで、スペースシャトル固体燃料ロケットSRBの5セグメント型で推進剤はポリブタジエンアクリルニトリル(PBAN)。再使用することが可能になっています。
2段目はアポロ計画使われエンジン改良したJ-2Xエンジン使ってます。液体酸素液体水素推進剤使ってます。25t以上の重量地球周回低軌道へ運ぶことができるロケットです。
アレスVは月や火星への飛行可能にする運搬用の力持ちロケットで、アメリカ次世代ロケットです。1段目は液体水素液体酸素推進剤に使うRS-68エンジン5基を使い両脇には延長型の固体ロケット2本がついています。
2段目はアレス1と同じJ-2エンジン使います地球周回低軌道に約130t、月までなら65tの重量を運ぶことが可能なロケットです。
月への打ち上げアレスVロケット月探査船をオリオン別に打ち上げ地球軌道ドッキングし月に向かう予定です。
「アレス」には火星の意味があり、このロケット最終的に火星めざしていることを示してます。また「アレスI」「アレスV」という呼び方アポロ計画の「サターンI」と「サターンVにちなんだものです。
アレスI」は2014年打ち上げめざして開発進められています。


アレス

名前 Aless; Ales; Alles; Ares

アレース

(アレス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/01 10:02 UTC 版)

アレース
Ἄρης
戦いの神
紀元前約320年のギリシアの原物を摸したローマのルドビシのアレス英語版。紀元17世紀にはベルニーニによる修復が加えられている。
ローマ国立博物館所蔵。
信仰の中心地 トラーキア
住処 オリュムポス
武器 槍, 楯
シンボル オオカミ, イノシシ, 啄木鳥, 雄鶏, トネリコ
配偶神 アプロディーテー(恋人)
ゼウス, ヘーラー
兄弟 アテーナー, アポローン, アルテミス, ヘーパイストス, ヘルメース, ディオニューソス, エイレイテュイア, ヘーベー
子供 エロース, ポボス, デイモス, ハルモニアー, アンテロース
ローマ神話 マールス
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アレースもしくはアーレース古希: ΑΡΗΣἌρης)、古代ギリシア語ラテン翻字: Árēs)は、ギリシア神話に登場するで、戦を司る[1]ゼウスヘーラーの息子[2][3][4][5][1]オリュンポス十二神の一柱[1]。アイオリス方言ではアレウスもしくはアーレウス(古希: Ἄρευς古代ギリシア語ラテン翻字: Áreus)とも。日本語では長母音を省略してアレスとも呼ばれる[1]ローマ神話マールスと同一視され、火星とも結びつけられた[6]

聖獣はオオカミイノシシで聖鳥は啄木鳥雄鶏。聖樹はトネリコ

本来は戦闘時の狂乱を神格化したもので、恩恵をもたらす神というより荒ぶる神として畏怖された[7]。戦争における栄誉や計略を表すアテーナーに対して、戦場での狂乱と破壊の側面を表す[7]

概要

戦いの神でありながら人間であるディオメーデースに敗北したほか(アテーナーがディオメーデースの支援をしていたが)、英雄ヘーラクレースからは半死半生の目に遭わされている[8]。また、巨人の兄弟アローアダイ(オートスとエピアルテース)により青銅の壺の中に13か月間幽閉されるなど、神話ではいいエピソードがない[1]。これはアレースの好戦的な神格がギリシア人にとって不評だったこと、主にギリシアにとって蛮地であるトラーキアで崇拝されていたことによる[7]

基本的に神々の中では嫌われているが、愛人のアプロディーテーや従者と子供達、そして彼が引き起こした戦争が冥界の住人を増やすことから、冥界の王・ハーデースとは交友がある。

戦場では普段は徒歩だが、場合によっては黄金の額帯を付けた足の速い4頭の神馬に戦車を引かせ、青銅の鎧を着込んで両手に巨大な槍を持ち、戦場を駆け巡った[7]

トロイア戦争では、地面に倒れた際にその体は7エーカーもの土地を覆ったとされる[7]

係累

ヘーパイストスの妻であるアプロディーテーを恋人とし、ポボス(フォボス、敗走)とデイモス(恐慌)の兄弟、娘ハルモニアー(調和)の父となった[1]エロースをアレースとアプロディーテーの子に加える説もあるが、これは元々関係のなかったアプロディーテーとエロースを関連付けるために作られたものである[1]。他にも、アマゾーンをはじめとする多くの蛮族の父である[1]

また、エリスエニューオーも彼の従者であり一般的には妹とされているが[1]、姉や妻とされることも多く、また特にエニューオーは母や娘とされていることもある。

神話

ポセイドーンの息子の1人・ハリロティオスがアレースの娘アルキッペーを犯し、激怒したアレースはハリロティオスを撲殺した[1]ポセイドーンは激怒し、アレースを神々の裁判にかけることを主張し、それを認められた[1]。こうしてアレースの丘で世界初の裁判が開かれることになった[1]。アレースは情状酌量の余地があるとして無罪となり、これ以降重大事件の裁判がアレースの丘で行われるようになった[7]

コリントスシーシュポスはゼウスの怒りを買い、死神タナトスによって冥界へ連行されようとしていたが、シーシュポスはタナトスを騙して監禁し、地上の人間が死ななくなったため、アレースは彼を救い出した[9]

怪物テューポーンがゼウスの王権を奪おうと攻撃し、神々は変身してエジプトへ逃げた時、アポローンは鷹に、ヘルメースはコウノトリに、アレースは魚に、アルテミスは猫に、ディオニューソスは山羊に、ヘーラクレースは子鹿に、ヘーパイストスは雄牛に、レートーはトガリネズミに変身した[10]

アレースとピュレーネー[11](またはペロピアー[12])の息子キュクノスをヘーラクレースが殺した際、アレースが息子の死を怒りヘーラクレースと闘おうとしたが、ゼウスはそれを良しとせず二人の間に雷を落とし闘いを止めた[11][12][13]

ホメーロス風讃歌』「アレース讃歌(第8番)」では槍の使い手であり、黄金の兜と青銅の鎧と楯をまとい、火を吐く馬どもの戦車を操り天空を巡り(火星のこと)、オリュンポスや都市を護り、人間たちに光と武勇を与え、強い力でもって勝利と平和をもたらす神であり、掟の女神テミスの支援者であり、勝利の女神ニーケーの父であると歌われている。

命名

ローマ神話マールスに相当し[1]、また火星と同一視される。このため黄道上に位置し火星とよく似た赤い輝きを放つ天体であるさそり座のα星はアンタレス[注 1]と呼ばれる[14][15]。火星の衛星フォボスダイモスはアレースの子の名から採られている。

脚注

注釈

  1. ^ ギリシア語で「火星に似たもの」を意味する"Άντάρης"に由来。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル 『ギリシア・ローマ神話事典』 大修館書店
  2. ^ ヘーシオドス『神統記』921。
  3. ^ ホメーロス『イリアス』5巻888-898。
  4. ^ アポロドーロス『ギリシア神話』1巻3。
  5. ^ ヒュギーヌス『神話集』序文。
  6. ^ 『ホメーロス風讃歌』「アレース讃歌(第8番)」。
  7. ^ a b c d e f フェリックス・ギラン 『ギリシア神話』 青土社
  8. ^ バーナード・エヴスリン『ギリシア神話小事典』ヘーラクレースの頁。
  9. ^ フェリックス・ギラン『ギリシア神話』英雄たち編 ベレロポーンとコリントスの英雄たち。
  10. ^ アントーニーヌス・リーベラーリス変身物語集』第28話。
  11. ^ a b アポロドーロス『ギリシャ神話』2巻5・11。
  12. ^ a b アポロドーロス『ギリシャ神話』2巻7・7。
  13. ^ ヒュギーヌス『神話集』 31 ヘラクレスの付随的功業。
  14. ^ Paul Kunitzsch; Tim Smart (2006). A Dictionary of Modern star Names: A Short Guide to 254 Star Names and Their Derivations. Sky Pub. Corp.. p. 52. ISBN 978-1-931559-44-7 
  15. ^ Jim Kaler. “Antares”. STARS. 2018年4月4日閲覧。

参考文献

  • ヘシオドス『神統記』廣川洋一 訳 岩波文庫
  • ホメロス『イリアス』松平千秋 訳 岩波文庫
  • ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』 松田治・青山照男 訳 講談社学術文庫
  • 『ホメーロスの諸神讃歌』 沓掛良彦訳 ちくま学芸文庫(2004年)
  • アントニーヌス・リーベラーリス『メタモルフォーシス ギリシア変身物語集』安村典子訳 講談社文芸文庫
  • フェリックス・ギラン『ギリシア神話』中島健訳 青土社
  • マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル『ギリシア・ローマ神話事典』 大修館書店
  • 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店

アレス (Ares)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 04:20 UTC 版)

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の記事における「アレス (Ares)」の解説

戦争戦いの神。クラリサの父。顔は整ってはいるが、かなりの悪人顔。本来目がある場所に穴が開いていて、燃えている。

※この「アレス (Ares)」の解説は、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の解説の一部です。
「アレス (Ares)」を含む「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の記事については、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の概要を参照ください。

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