タラッサとは? わかりやすく解説

タラッサ【Thalassa】


タラッサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/22 08:50 UTC 版)

イソップ寓話「農民と海」で自らを守るタラッサ

タラッサ古希: Θάλασσα, Thalassa)は、ギリシア神話女神である[1]を神格化した原初神で、ポントスの女性版である。地中海を擬人化したものと考える著作家もいる。アムピトリーテーテーテュースのような海の女神と同一視されることもある。

「タラッサ」は古代ギリシア語で「海」を意味する一般名詞でもある[2]アッティカ方言ではタラッタ古希: Θάλαττα, Thalatta[2]

ヒュギーヌスによれば、アイテールヘーメラーの娘であり、ポントスとの間に魚の一族を産んだ[3]ディオドーロスによれば、タラッサの子供にはテルキーネス一族と[4]、その姉妹であるニュムペーハーリアー[5]、あるいはブリアレオースがいた。ノンノスによれば、タラッサはクロノスが切り取って海に捨てたウーラノスの生殖器のために多産であり、そこからアプロディーテーが生まれたという。

パウサニアースコリントス、イストモスのポセイドーン神域にはタラッサの像があったと伝えている。神殿前室内にはブロンズ製のポセイドーン像2体、アンピトリーテー像と並んで、タラッサの像があった[6]。また室内にはアテーナイヘーローデースが奉納した諸像があり、その中の1つであるアンピトリーテーとポセイドーンの像が立つ戦車の台座には、幼いアプロディーテーを抱きかかえるタラッサの姿と、ネーレーイデス浮彫されていた[7]。またガレーネー(「」)とタラッサの像もあった[8]

その他の登場する文献

脚注

  1. ^ 松原國師『西洋古典学事典』京都大学学術出版会、2010年。ISBN 9784876989256 1196頁。項目「ポントス」の文中。
  2. ^ a b アウグスチン・シュタウブ『シュタウブ希和辞典』リトン(2010年)226頁。
  3. ^ ヒュギーヌス、序文。
  4. ^ シケリアのディオドロス、5巻55・1。
  5. ^ シケリアのディオドロス、5巻55・3。
  6. ^ パウサニアス、2巻1・7。
  7. ^ パウサニアス、2巻1・8。
  8. ^ パウサニアス、2巻1・9。

参考文献


タラッサ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 02:52 UTC 版)

固有名詞

タラッサ

  1. 海王星4衛星固有

語源

関連語




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「タラッサ」の関連用語

タラッサのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



タラッサのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのタラッサ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのタラッサ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS