タウマース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/04 02:57 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動タウマース(古希: Θαύμας, Thaumās, 英語: Thaumas)は、ギリシア神話の神である。長母音を省略してタウマスとも表記される。ガイアとポントスの子で、ネーレウス、ポルキュース、ケートー、エウリュビアーと兄弟[1][2]。オーケアノスとテーテュースの娘エーレクトラーとの間に虹の女神イーリスと、2人のハルピュイア、アロエーとオーキュペテーをもうけた[3][2]。
また一説にイーリスと3人のハルピュイア、ケライノー、オーキュペテー、ポダルゲーをもうけたとも[4]、オゾメネーとの間に3人のハルピュイア、アエロープス、ケライノー、オーキュペテーをもうけたともいう[5]。
系図
脚注
参考文献
- アポロドーロス 『ギリシア神話』 高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
- ヒュギーヌス 『ギリシャ神話集』 松田治・青山照男訳、講談社学術文庫(2005年)
- ヘシオドス 『神統記』 廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)
- 高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店(1960年)
- カール・ケレーニイ 『ギリシアの神話 神々の時代』 植田兼義訳、中公文庫(1985年)
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