エンプーサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/09 13:54 UTC 版)
エンプーサ[1](古希: Ἔμπουσα, Empusa)は、ギリシア神話に登場する怪物[2]。その名は「雌蟷螂」を意味する[3]。冥界の女神ヘカテーにモルモーと共に仕えている[4]。エムプーサ[5]、エンプサ[6]、エムプサ[7]とも表記される。
片方の足は青銅で出来ており、もう一方の足はロバの足となっている女の姿をしているとされる[7]。様々な姿を取り、夜に女子供の前に現れて脅かし、人間を食うといわれる[5]。また、男を誘惑して交わった後に食い殺す(または交わって精気を吸い取り殺す[2])ともいわれる[7]。しかし、悪口に弱く、罵る事が出来れば悲鳴をあげながら逃げるとされる[7]。複数で表され、ヘカテーの娘たちと見なされることもあった[2]。
姿を自在に変化させることができ、アリストパネースの喜劇『蛙』では雌牛、ラバ、美女、雌犬に化けるとされている[6]。また、ピロストラトスの『テュアナのアポローニオス伝』にも登場する[4][1]。
脚注
出典
参考文献
エンプーサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 06:01 UTC 版)
「SAINTS 聖なる魔物」の記事における「エンプーサ」の解説
ラウム伯爵の夫人。その高慢さと残忍さはラウムにも引けをとらない。
※この「エンプーサ」の解説は、「SAINTS 聖なる魔物」の解説の一部です。
「エンプーサ」を含む「SAINTS 聖なる魔物」の記事については、「SAINTS 聖なる魔物」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- エンプーサのページへのリンク