コイオス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/25 06:26 UTC 版)
コイオス(古希: Κοῖος、古代ギリシア語ラテン翻字: Koios、英語: Coeus)は、ギリシア神話に登場する神である。その名は「天球」を意味し、それ故別名ポーロス(「天の極」の神)とも呼ばれた[1]。
ウーラノスとガイアの息子でティーターンの一人。オーケアノス、クレイオス、ヒュペリーオーン、イーアペトス、クロノス、テイアー、レアー、テミス、ムネーモシュネー、ポイベー、テーテュースと兄弟[2][3]。
またポイベーを妻とし、レートー、アステリアー姉妹をもうけた[4][5]。したがってコイオスはアポローン、アルテミス[6][7]、またヘカテーの祖父にあたる[8][9]。
現在伝わっている神話ではほとんど系譜上の存在であり、特に説話らしい説話は伝えられていない。
脚注
参考文献
固有名詞の分類
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